しかし、チャンピオンズリーグ2023-2024準々決勝第1戦の平均得点率が1試合あたり4.5点という驚くべき数字は、単にゴール数だけでなく、トップレベルの試合の質の高さを証明しています。チャンピオンズリーグのトップトーナメントで、先ほど述べたような真に魅力的な試合が行われることは稀です。
ロドリゴ・デ・パウル(左)はアトレティコ・マドリードのボルシア・ドルトムント戦で2点目を決めるのに貢献した
4試合で合計18ゴールが生まれていた。C1/チャンピオンズリーグの歴史でも、準々決勝第1戦でこのようなゴールラッシュが何度か記録されているが、多くはなく、また…必ずしも良いものではなかった。昔(1956〜1957年シーズン)は、4試合で19ゴールが生まれ、各試合には2ゴール以上の差があった。現代でも、2010〜2011年シーズンのチャンピオンズリーグ準々決勝第1戦で18ゴールが記録されている。その試合では、2チームが5ゴールを決め、1チームが4-0で勝利しており、つまり、差が大きすぎたのだ。同様に、差が大きすぎたのは、2019〜2020年シーズンの準々決勝で、バイエルン・ミュンヘン(最終的なチャンピオン)がバルセロナを8-2で破ったときの特徴でもあった。新型コロナウイルス感染症のパンデミックの影響で通常のサッカーシーズンとはならず、すべての大会が程度の差はあれ延期された。
バルサの喜び
今は状況が違う。4試合で18ゴールが生まれながらも、1点差以上の得点はなかった。チャンピオンズリーグ発足以来、準々決勝第1戦で8チーム全てが得点を挙げたのは初めてのことだ(準々決勝以降、各ラウンド1試合のみだった2019-2020シーズンは除く)。その結果、8チーム全ての期待度と、来週半ばに行われる第2戦4試合の魅力はほぼ損なわれていない。
ボルシア・ドルトムントは統計会社オプタによってアトレティコ・マドリードよりわずかに優位と評価されていましたが、4月11日の早朝に1-2で敗れ、この試合で唯一1得点しか挙げられなかったチームとなりました。同様に、バルセロナはパリで「大敗」したPSGに3-2で勝利しました。それ以前には、レアル・マドリード対マンチェスター・シティ(3-3)、アーセナル対バイエルン・ミュンヘン(2-2)の2試合が観客を満足させる引き分けとなりました。
旧UEFAの規定では、アウェイでの引き分けで得点したチームは第2戦に有利な立場にありました。しかし、現在では引き分けは振り出しに戻るとみなされます。そのため、第2戦の目標と戦術は変化し、「アウェイでの得点」ルールが存在していた頃ほど単調ではなくなります。
復帰戦を観るのを待つ気持ちがとてもワクワクします!
[広告2]
ソースリンク
コメント (0)