米国はハイチへの人道支援として2500万ドルの追加拠出を発表した。これにより、2022年10月以降にワシントンがこのラテンアメリカ最貧国に割り当てた援助総額は約1億7000万ドルとなる。
ハイチの危機が深刻化する中、ハイチの人々は抗議活動を行っている。(出典:AP通信) |
3月15日、ホワイトハウス報道官のカリーヌ・ジャン=ピエール氏は、米国は国連機関や多くの非政府組織とともに、150万人以上のハイチ国民を支援していると述べた。
ホワイトハウス安全保障会議報道官のジョン・カービー氏は、ハイチの新政府が真に国民を代表し、国民の利益を配慮できるよう「円滑かつ信頼できる政権移行」を促進するというワシントンの約束を強調した。
同日、米上院は国防総省州兵事務所の外交政策顧問デニス・ハンキンス氏をハイチの新大使に任命することを承認した。
ハンキンス氏は国務省で38年の経験を持ち、マリ駐在米国大使を務めたほか、スーダンでも他の任務を歴任した。
ワシントンの情報筋は、ハイチで暫定政権が樹立されればギャングが政権を転覆させるとの懸念から、ハンキンス氏の任命は「緊急に」行われたと述べた。
また、3月15日、ドミニカ共和国は、ドミニカ共和国国民、多くの国の外交官、およびいくつかの国際機関のメンバーを避難させるための人道回廊を設置することでハイチと合意したと発表した。
これに先立ち、3月14日にはハイチ駐在のスイス外交使節団のメンバーがドミニカ共和国へ無事避難している。
カナダ政府はまた、治安危機のためハイチにおける外交活動の縮小を発表した。ポルトープランスのカナダ大使館はすでに「一時的に」閉鎖されている。
武装集団はハイチ国家警察長官の自宅を略奪して放火し、ハイチ大学に属する築100年の教育施設に侵入して破壊行為を行い、国立刑務所を全焼させた。
このラテンアメリカの国政府は、秩序を回復し、首都の情勢を再び制御するための追加措置を講じるため、同国西部地域に課せられた夜間外出禁止令を3月17日まで延長すると発表した。
ハイチはこれに先立ち、3月7日から4月3日まで西部地域で非常事態を宣言し、すべての抗議活動を禁止していた。
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