ロシア外務省は9月14日、外国人と協力していたとされるロシア国民に協力したとして、米国の外交官2人を国外追放することを決定したことを確認した。
ロシアの米国大使館。(出典:ABCニュース) |
ロシア外務省は声明で、リン・トレイシー駐ロシア米国大使を召喚し、大使館のジェフリー・シリン一等書記官とデビッド・バーンスタイン二等書記官に7日以内にロシアを離れるよう通告したと述べた。
声明は、「名前が挙がった人物らは違法行為を行い、外国との『秘密協力』の容疑で告発されているロシア国籍のR・ショノフ氏と接触を維持していた」と強調した。
ロシア外務省は、ショノフ氏はロシアの国家安全保障を損なうことを目的とした任務を遂行するために報酬を受け取っていたと付け加え、米国大使館によるロシアの内政へのいかなる干渉も阻止されると主張した。
ロシア国籍のロバート・ショノフ氏は、ロシア極東ウラジオストク市の米国総領事館に25年以上勤務していたが、2021年にモスクワが米国大使館による現地職員の雇用を禁止した。
ショノフ氏は昨年8月、米国大使館のためにウクライナにおけるモスクワの軍事作戦に関する情報を収集したとして、ロシア連邦保安庁に起訴された。ショノフ氏は「ロシアの特殊軍事作戦、軍の動員プロセス、関連する紛争に関するデータを収集し、2024年ロシア大統領選挙を前に国民の心理に影響を与えた」と告発された。
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