神戸大学(日本)発のスタートアップ企業が、子育てのストレスの多い時期に親にリラックス効果をもたらせようと、「生まれたばかりの赤ちゃんの頭」のような心地よい香りの特別な香水を開発した。
「プーポン ピュア」(フランス語で「赤ちゃん」を意味するプーポン)と名付けられたこの商品は、フローラルでフルーティーな香りで、温かみがあり爽やかでありながら、強すぎない香りが特徴です。研究によると、新生児の心地よい香りは通常、生後約6週間しか持続しないそうです。
この特別プロジェクトを率いるのは、神戸大学名誉教授で嗅覚生理学を専門とし、現在はセントフェストカンパニー代表取締役を務める尾崎真実子氏です。
彼女は長年、昆虫の匂いを知らせるフェロモンを研究した後、育児のストレスや児童虐待の軽減に貢献したいという希望を抱き、匂いの科学を人間に応用する分野に転向しました。
この製品を開発するために、セントフェストは浜松医科大学病院と協力し、約20人の新生児の頭部から香りのサンプルを採取しました。化学分析の結果、37種類の香りの成分が特定され、そのうち、花のような香りの化合物であるノナナールが、心地よい感覚を生み出す鍵となると考えられています。
学生、親、祖父母、保育士を含むボランティアのグループを対象とした実験では、この香りがポジティブな感情に関係する脳の領域を活性化し、「快感」ともう一度嗅ぎたいという欲求を呼び起こすことが明らかになりました。
尾崎氏によると、言葉を話せない乳児は、親に優しく愛情を注ぎ、コミュニケーションをとるよう促すための「化学メッセージ」として、匂い物質を分泌している可能性があるという。赤ちゃんが泣き止まないと、親はすぐに我慢できなくなってしまう。しかし同時に、赤ちゃんが発する心地よい匂いは、「赤ちゃんに優しくしてあげて」というメッセージでもあると尾崎氏は説明した。
Poupon pureは現在、セントフェストの公式サイトでオンライン販売中です。価格は5mlボトルで2,970円(税・送料込み)です。同社は、この成分と製造方法について、日本、米国、欧州連合で特許を申請しています。
出典: https://www.vietnamplus.vn/nhat-ban-doc-dao-nuoc-hoa-co-mui-tre-so-sinh-giup-xoa-diu-cang-thang-post1056084.vnp
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