
2024年7月3日、イランのテヘランで行われた選挙イベントに出席したイランの新大統領マソウド・ペゼシキアン氏。
「7月5日の選挙で過半数の票を獲得し、ペゼシュキアン氏がイランの次期大統領となった」と同国務省は発表した。
昨日行われた第2回選挙では投票率が約50%となり、ペゼシュキアン氏と元核交渉官のサイード・ジャリリ氏の2人がイラン大統領の座を争った。
6月28日に第1回目の投票に続いて第2回目の投票が行われ、投票率は40%だった。
イランの有権者は、5月初めにヘリコプター墜落事故で亡くなった故エブラヒム・ライシ大統領の後継者を選ぶために投票に向かった。

2024年7月5日、イランの首都テヘランで、イランの有権者がマソウド・ペゼシュキアン氏とサイード・ジャリリ氏による大統領選挙の第2回投票に投票した。
この選挙は、イスラエルとガザ地区のハマス勢力、レバノンのヒズボラとの紛争、さらにイランの核開発計画をめぐる西側諸国の圧力の高まりにより中東で緊張が高まる中で行われた。
第2回投票の結果を受けて、ペゼシュキアン氏の支持者たちは、同氏の故郷ウルミアを含む全国の多くの都市や町で街頭に出て、新大統領の勝利を祝った。
アナリストらは、ペゼシュキアン氏の勝利は、2015年の核合意の復活を目指したイランと世界大国間の停滞した協議における緊張緩和を狙った外交政策の推進を促す可能性があると指摘している。
ペゼシュキアン氏はまた、ドナルド・トランプ大統領率いる米国がイランとの核合意から離脱した後、2018年に再発動された制裁の影響を受けた経済を復興させると誓った。
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