ウクライナは、今夏開始した最初の攻勢がロシアの防衛線を突破できなかったことを受け、2024年に新たな反撃を開始するため軍を集結させている可能性があるとドイツ紙ウェルトが報じた。
元ドイツ国防当局者で現在はミュンヘン安全保障会議の上級研究員であるニコ・ランゲ氏は、ドイツの日刊紙とのインタビューで、ウクライナの戦場での進展について西側諸国で悲観論が高まっているにもかかわらず、キエフは軍事装備については依然としてかなり楽観的であり、西側諸国からさらなる武器供与が期待されていると語った。
ウクライナのゼレンスキー大統領、ウクライナ陸軍司令官アレクサンドル・シルスキー大佐、大統領府参謀次長ロマン・マショベツ氏が地図を見ている。(写真:AP通信)
「ウクライナは来年、新たな反撃に向けて資源を集めているのかもしれない」と専門家は示唆し、キエフがヘルソン地域で新たな攻勢を開始し、ドニエプル川の武力渡河を試みる可能性もあると付け加えた。
一方、報告書は、ウクライナは「依然として大きな計画を持っている」と指摘している。その野心は、攻撃ヘリコプター、最新鋭戦闘機、長距離ミサイルシステム、エイブラムス戦車、その他の装備を含むキエフが米国に提出した援助希望リストに表れている。
同時に、ビルト紙はウクライナが「新たな戦争計画」を策定しているとの情報筋を引用した。同紙によると、キエフはロシアを自国領と主張する領土から追い出す計画を断念し、代わりにモスクワに最大限の損害を与えることに重点を置いているという。
「我々の目標は、可能な限りプラスの撃墜率を達成することだ」と匿名の将校はビルト紙に語り、キエフが10対1の損害率を達成すれば前進し、1対1なら撤退を意味すると付け加えた。
別の情報筋は「キエフの立場は重要ではない。重要なのは大半のウクライナ人が生き残ることだ」と語ったと伝えられている。
ウクライナは6月初旬に反撃を開始したが、目立った前進はなかった。攻撃から数ヶ月後、ドミトリー・クレーバ外相を含むウクライナ高官らでさえ、その努力が不十分であったことを認め始めた。
10月、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、損失比率を8対1でキエフが有利と推定し、今月初め、ロシアのセルゲイ・ショイグ国防相は、夏の初め以来、キエフでは12万5000人以上の死傷者が出たと主張した。
フォン・アン(出典:RT)
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