イスラエルは、トルコのシリアにおける影響力拡大に対抗するため、シリア国内にロシア基地を維持するなど、シリアを弱体化させ分散化させるよう米国に働きかけていると、ロイター通信が2月28日に関係筋4人の発言として報じた。
ロシア軍は2024年12月14日にラタキア(シリア)のフメイミム空軍基地に移動する。
ガザ地区の紛争が激化する中、イスラエルとトルコの関係は悪化しており、テルアビブの当局者はワシントンに対し、アンカラが支援するシリアの新指導部はイスラエル国境への脅威であると伝えたと関係者が語った。
ロシアは現在、シリアに2つの戦略基地を維持している。地中海沿岸のタルトゥースにある海軍基地と、ラタキア県のフメイミム空軍基地である。フメイミム空軍基地に加え、モスクワはホムスとパルミラの軍用空港にも爆撃機を配備している。
イスラエルは、拡大するトルコの影響力に対抗するため、ロシアがシリア領内に軍隊を駐留させ続けることを望んでいる。
イスラエルのロビー活動は、シリアにとって極めて重要な時期に行われている。バッシャール・アル・アサド前大統領の後任となった政府は、 経済の安定化と、長年の制裁解除を米国に促すことを目指している。
情報筋によると、イスラエル側は2月にワシントンで行われた会談、その後イスラエルで行われた米議会代表者との会談で、上記の見解を米高官と交換したという。
「イスラエルは、トルコがシリアに介入してイスラム新政府を擁護し、最終的にはハマスや他の武装集団の拠点を作り出す可能性があることを懸念している」と、ロイター通信は政策調査機関センチュリー・インターナショナル(米国)の専門家アロン・ルンド氏の言葉を引用した。
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米国務省と国家安全保障会議は、ロイターの記事に関するコメント要請に応じなかった。イスラエル首相府、シリア外務省、トルコ外務省もコメント要請に応じなかった。
関係筋はまた、ドナルド・トランプ米政権が同盟国イスラエルの提案をどの程度検討しているかは不明だと述べた。
米国が将来的にシリアに対する制裁を解除できるかどうか、またダマスカスの政権交代以前と同様に米国がシリア北東部に軍を維持するかどうかは依然として不明である。
専門家のルンド氏は、ワシントンの新政権との関係やワシントンの親イスラエル的な考え方に基づき、イスラエルには米国を説得するチャンスがあると述べた。
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出典: https://thanhnien.vn/israel-van-dong-my-giu-can-cu-nga-o-syria-185250301155944633.htm
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