医療スタッフがチクングニアウイルスのサンプルを検査している。(出典:モスクワ通信) |
ロシア保健・消費者権利監督庁(Rospotrebnadzor)は8月29日、2025年に国内で初めてチクングニア熱の輸入症例が確認されたと発表した。患者はスリランカで10日間の休暇を過ごし、モスクワに戻ったばかりの男性だった。当初はデング熱の疑いで入院したが、PCR検査でチクングニアウイルスの陽性反応が確認された。
ロシア消費者権利擁護庁(Rospotrebnadzor)は、患者が適時に治療を受け、必要なすべての防疫措置が実施されたことを確認しました。現在、チクングニア熱は人から人へ直接感染することはなく、ロシア国内の病原体を保有する蚊の数が疫学的脅威とはならないため、地域社会においてチクングニア熱が蔓延するリスクはありません。
チクングニア熱はチクングニアウイルスによって引き起こされる急性感染症で、一般的な症状には発熱、発疹、激しい関節痛などがあります。
このウイルスは、ネッタイシマカとヒトスジシマカによってヒトに感染します。この2種はデング熱も媒介します。後者は気候変動の影響で北方へと感染拡大しています。
欧州疾病予防管理センター(ECDC)によると、ヨーロッパでは16カ国369地域でネッタイシマカが確認されており、これは10年前と比べて急増している。ヨーロッパでは今年に入ってからチクングニア熱の発生が27件記録されており、その中にはフランスのアルザス地方での最初の症例も含まれている。
世界保健機構(WHO)は、約50万人が感染した2004~2005年の流行と同様のウイルスの世界的流行の危険性を警告し、病気の予防に蚊よけ剤の使用と滞留水の除去を呼び掛けた。
中国だけでも、2025年7月最後の2週間から8月初旬にかけて南部で8,000件近くの症例が報告され、地方当局は緊急封じ込め措置を講じざるを得なくなった。
出典: https://baoquocte.vn/nga-ghi-nhan-ca-sot-chikungunya-nhap-canh-dau-tien-326098.html
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