ニジェール外務省は12月4日の短い声明で、同国政府が2月に開始されたニジェールにおけるEU 軍事パートナーシップミッションの下で「付与された特権および免除を撤回する」ことを決定したと述べ、ニジェールにはこのパートナーシップに関する「法的義務はない」ことを意味している。
ニジェールのニアメで、クーデター指導者アブドゥラマン・チアーニ将軍の支持者らが呼びかけたデモに参加するナイジェリア人たち。写真:AP
声明ではまた、ニジェールの国内治安強化のために2012年に設立されたEU民間能力構築ミッションも拒否された。
これは、7月のクーデター以来、ニジェールとEU間の政治的緊張が高まる中での最新の動きである。モハメド・バズーム大統領が失脚する前、ニジェールはサハラ砂漠南方の広大な地域であるサヘル地域において、西側諸国と欧州にとって最後の主要な安全保障パートナーであった。この地域は、イスラム過激派グループによる世界的なテロのホットスポットとなっている。
12月3日、ルヌス=ベク・エフクロフ国防副大臣率いるロシア代表団は、異例の訪問となり、ニジェール政府首脳のアブドゥラマン・チアーニ将軍とサリフ・モディ国防相と会談した。両者は軍事・防衛問題について協議した。
「協議の焦点は、防衛分野における両国の協力強化だった」とニジェール国防省は12月4日のロシア代表団との会談で述べ、ニジェールに大使館や軍事拠点を置いていないロシアとの正式な政治関係に言及した。
ニジェールの国際的な経済・安全保障同盟国のほとんどは、ロシアに対して制裁を発動しており、その中にはニジェールに1,500人の部隊を派遣しているフランスも含まれる。現在、これらの部隊はすべてロシアからの撤退を求められている。
ロシアは、ワグナー傭兵集団を通じて、傭兵が政府のために治安維持活動を行っている中央アフリカ共和国から、武装反乱軍と戦うために軍と協力するマリまで、アフリカの多くの地域で活動している...
ワグナーグループは、クーデターを覆すためにECOWAS(西アフリカ諸国経済共同体)による軍事介入の可能性に直面したニジェールの軍指導者たちが最初に支援を求めた支援源の一つであった。
ホアイ・フオン(AP通信)
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