EURO 2024決勝でスペインに1-2で敗れたイングランドは、主要大会で58年間無冠という記録を終わらせることができなかった。ギャレス・サウスゲート率いるイングランドは、リードを許し、同点に追いつかれたものの、最後の数分で崩れ去った。イングランドは悔やむのも当然だ。ミケル・オヤサルバルがスペインに2-1の決勝点をもたらした時、彼はオフサイドラインからわずか数センチのところにいた。そして89分、ダニ・オルモはどういうわけか正しい位置にいて、イヴァン・トニーのシュートをヘディングでゴールラインの外へ外した。どちらもまさに一瞬の出来事であり、もし運命の歯車がほんの少し狂っていたら、イングランドとスペインの試合展開は変わっていただろう。
EURO 2024決勝での敗戦により、ハリー・ケインはまたしてもタイトル獲得を逃した。10年近くプロとしてプレーし、コンスタントにゴールを決め、地元チームを牽引し、長年代表チームのキャプテンを務めてきたケインが、公式タイトルを獲得していないとは信じ難い。ケインの「運」がイングランドの優勝を阻んだのだろうか?どう考えるかは人それぞれだろう。しかし、率直に言って、ケインはEURO 2024で良いプレーをしていなかったと言わざるを得ない。3ゴールを挙げたものの、ケインのプレースタイルは明確ではなかった。ストライカーとしてプレーし、ボールを繋ぐために下がってはいたものの、チームメイトとの連携が欠けていた。ケインは序盤に交代を繰り返し、交代した選手の得点をただ見ているだけだった。
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