気象庁は、昨夜(10月21日)、フィリピン東部の熱帯低気圧が暴風雨「トラミ」に発達したと発表した。

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フィリピン東部で発生した台風の国際名は台風「トラミー」。台風は東海上へ進入すると予測されている。写真:気象庁
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写真提供:気象庁

国立水文気象予報センター(National Center for Hydro-Meteorological Forecasting)は、嵐が主に西北西方向に移動すると予測しています。10月22日午後4時までに、嵐の目はフィリピンの東の海上に位置するでしょう。嵐の目付近の最も強い風速はレベル8(時速62~75キロメートル)で、突風時にはレベル11に達します。波の高さは3~4メートルに達する見込みです。

気象庁は、この嵐が10月25日頃に東海に移動する可能性があると発表した。

10月24日午後から夜にかけて、北東海(東経118.5度以東)の東海域では風が徐々に強まり、風速は8級に達し、暴風の中心付近では風速9~10級、突風は12級に達し、海は非常に荒れ、波の高さは3~5メートル、危険な竜巻を伴う雷雨となるでしょう。

ベトナムが嵐の名前を「トラミ」に決定

2000年1月1日以降、北西太平洋の台風は新しい名前リストに従って命名されています。新しい名前は、世界気象機関(WMO)の台風委員会に加盟するアジア太平洋地域の14の国と地域によって提案されています。加盟国それぞれが10個の名前を提案し、合計140個の台風の名前リストが作成されます。

北西太平洋で発生する嵐は、WMO によって命名され、気象庁の東京熱帯低気圧警報センターに割り当てられます。

気象庁東京熱帯低気圧センターは、上記 140 個の名称バンクにある名前を使用して、この地域の嵐に名前を付けます。

ベトナムが提案した嵐の名前は、ソンティン、コーメイ、バンラン、バビ、コンソン、ソンカ、チャミ、ハロン、ソンダ、サオラです。レキマ、ホアマイ、ヴァムコーもベトナムが提案した名前です。

東海では風速12レベルの突風を伴う暴風雨が発生する見込みです。フィリピン東方海域の熱帯低気圧は勢力を強め、暴風雨へと発達しつつあります。10月25日頃には、風速12レベルの突風を伴い東海に接近する見込みです。