中国外務省によると、李克強首相はウクライナ危機の「 政治的解決」を模索しており、ウクライナの首都を欧州5カ国歴訪の最初の訪問地とする。歴訪にはポーランド、フランス、ドイツ、ロシアも含まれる。
中国特使の李恵氏。写真:サウス・チャイナ・モーニングソン
ロイター通信はこれに先立ち、ウクライナ政府筋の話として、中国のユーラシア問題担当特別代表が火曜と水曜にキエフを訪問するとも報じている。
李氏の訪問は、中国の習近平国家主席がウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領にキエフに特使を派遣すると約束してから3週間後に行われた。
李氏の訪問に先立ち、欧州委員会のフォンデアライエン委員長は、ウクライナはいかなる解決策にも中核となる原則を示すべきだと強調した。
EU執行委員会の委員長は、ゼレンスキー大統領が昨年11月に提案した10項目の和平案に言及した。この案には、ロシア軍の撤退、ザポリージャ原子力発電所周辺の安全回復、ウクライナとロシアの国境の修復といった要求が含まれていた。
EUは、ウクライナ紛争の終結に向けて中国がより積極的な役割を果たすよう求めてきた。EUのジョセップ・ボレル外相は土曜日、ワシントン・ポスト紙のインタビューで、4月26日の習近平国家主席とゼレンスキー大統領の電話会談を受けて、李克強首相のウクライナ訪問を「中国にとって新たな前進」と評した。
中国は2月に、交渉を通じて「政治的解決」を見つけることに重点を置いた独自のウクライナ和平計画を提案した。
中国外務省は、2009年から2019年まで駐ロシア中国大使を務めた李氏が率いる代表団は「平和と交渉を促進するという北京の決意の新たな実証」だと述べた。
中国の秦剛外相は先週フランスとドイツを訪問した際にウクライナ戦争について協議し、「世界的な課題の解決」に向けてフランスとの協力を強化することを約束した。
ホアン・ナム(TASS、ブルームバーグ、SCMPによると)
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