ロイター通信によると、クレムリンは5月27日、NATO事務総長イエンス・ストルテンベルグ氏がウクライナに対し、西側諸国の支援を受けた兵器を使ってロシア領土の奥深くまで攻撃することを認めるよう最近呼びかけたことについてコメントし、NATOはロシアと直接対立していると述べた。
先週、NATOのストルテンベルグ事務総長はエコノミスト誌に対し、ウクライナに武器を供給しているNATO加盟国は「ロシアの軍事目標への攻撃に武器を使用することの禁止を撤廃すべきだ」と語った。
ストルテンベルグ氏の発言について、クレムリンの報道官ドミトリー・ペスコフ氏は「NATOはエスカレーションのレベルを引き上げている。軍事的レトリックは行き過ぎている」と述べた。
NATOがロシアとの直接対決に近づいているかとの質問に対し、ペスコフ氏は「近づいているのではなく、すでにそこにいる」と答えた。
クレムリン報道官は「わが軍も何をすべきか分かっている」とし、 「軍は特別軍事作戦を継続している」と付け加えた。
イェンス・ストルテンベルグNATO事務総長。(写真:ロイター)
タス通信によると、ストルテンベルグ氏は5月27日、NATO議会総会の傍らで「NATOは西側諸国の兵器によるロシア領土攻撃への制限解除を支持するが、この決定は各同盟国がウクライナに武器を提供するかどうかにかかっている」と述べた。
ストルテンベルグ氏はこれを「ウクライナ国民が自らをより良く守るのを助ける」ための措置だと説明し、こうした制限は「国家レベルでのみ実施される」と付け加えた。
NATO事務総長は、NATOの兵器がキエフに引き渡されると、 「それらはウクライナの兵器となり、ウクライナの望むままに使われることになる」と述べた。
米国とその同盟国は、ウクライナによるロシア領への攻撃を奨励していないと繰り返し表明している。しかし、5月初旬、NATO加盟国である英国は、ウクライナが英国から供給された兵器をロシア国内の標的攻撃に使用することを認めると発表した。
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、ウクライナをめぐって自国が世界規模の戦争の瀬戸際にいると西側諸国に繰り返し警告してきた。ロシアとNATOの直接衝突は、地球が第三次世界大戦に「一歩近づいた」ことを意味するとプーチン大統領は述べた。
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出典: https://vtcnews.vn/dien-kremlin-nato-dang-doi-dau-truc-tiep-voi-nga-ar873667.html
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