米国では、鳥が電線に衝突するリスクを減らすため、専門家らはドローンやロボットを使って電線に鳥よけを設置している。
ドローンとロボットシステムは電力線上で稼働する。 ビデオ:ニューアトラス
PLP(Preformed Line Products)とFulcrumAirは提携し、E2500 HPドローンシステムとMini LineFlyロボットを導入した。これは、送電線に鳥よけを設置する世界最先端のロボットシステムの一つである。New Atlasが1月23日に報じた。このシステムは、米国カンザス州のハイバンクス風力発電プロジェクトの75マイル(121 km)の送電線に沿って約15,000個の鳥よけを設置するために使用されている。
鳥よけは、鳥が電線を視認しやすくし、鳥に衝突されて命を落とすリスクを軽減します。各装置はPVCコーティングされた電線をコイル状に巻いたもので、通常は一定の間隔で手作業で電線に巻き付けます。この作業には時間がかかり、設置作業者にとって危険を伴う場合があります。
PLPとFulcrumAirの新しいシステムは、この問題を解決します。まず、E2500 HPドローンがMini LineFlyロボットを送電線上に投下します。ロボットは送電線に沿って移動しながら、鳥除け装置を着実に設置していきます。ロボットの両側に取り付けられた小型プロペラが、強風時でもロボットが送電線上で揺れるのを防ぎます。
Mini LineFlyはラインの終端に到達すると、ドローンによって空中に持ち上げられ、次のラインへと搬送されます。この作業に必要なのは、地上にいる2人のオペレーター(ドローン操作とロボット操作)だけです。
PLP社長のライアン・ルールマン氏は、「FulcrumAir社との提携により、成長を続けるロボット設置システムの最新製品を導入できることを大変嬉しく思います。Mini LineFlyは、鳥害対策装置を設置するための最も効率的な方法を提供するだけでなく、さらに重要な点として、世界中の電気工事従事者の作業環境の安全性向上に貢献します」と述べています。
トゥー・タオ(ニュー・アトラスによる)
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