入院を余儀なくされた症例の多くは、高熱、頭痛、吐き気、倦怠感、皮膚の蒼白といった症状を呈していました。多くの症例では、以前に複数の病院で治療を受けたものの症状が改善せず、痙攣、意識障害、敗血症性ショックといった重篤な症状を呈していました。

治療を受けている患者の中で最も注目すべきは、マリ(アフリカ)で海外出稼ぎをしていたNVKさん(フンイエン在住、45歳)です。帰国後、Kさんは断続的な高熱(39度)、全身の悪寒、右季肋部の痛み、倦怠感、食欲不振などの症状が見られました。 医療機関に入院した結果、敗血症性ショック、多臓器不全、急性肝不全、重度の倦怠感、頻繁な下痢と診断され、熱帯病中央病院に搬送されました。
熱帯病中央病院集中治療センターにおいて、患者Kさんの血液は、熱帯熱マラリア原虫(Plasmodium falciparum)による悪性マラリア原虫の陽性反応を示しました。抗マラリア薬による積極的な治療を1週間以上続けた結果、患者Kさんの血液中にマラリア原虫は検出されなくなり、健康状態は回復しました。

熱帯病中央病院救急科のグエン・ドゥック・ミン医師によると、マラリアは熱帯諸国でよく見られるハマダラカ(Anopheles)によって媒介される、マラリア原虫(Plasmodium)によって引き起こされる感染症です。典型的な症状は、発熱、悪寒、発汗の3段階の発熱です。しかし、病歴(旅行先、職場)と症状を注意深く調べないと、誤診されやすいとのことです。
「海外、特にアフリカ諸国への旅行後に急性発熱の症状が出た場合は、直ちに適切な病院を受診し、検査と適切な診断を受ける必要があります。リスク要因のある地域への旅行を計画している人は、医療機関で病気予防のアドバイスを受けるか、予防薬を服用して病気や危険な合併症のリスクを軽減する必要があります」と、グエン・ドゥック・ミン医師はアドバイスしました。
出典: https://www.sggp.org.vn/ghi-nhan-nhieu-ca-benh-sot-ret-ac-tinh-sau-khi-tu-chau-phi-tro-ve-post809348.html
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