マールスク社と米中央軍(CENTCOM)によると、海戦は日曜午前3時30分(GMT)頃、シンガポール船籍のマールスク杭州号に攻撃者が乗り込もうとした際に勃発した。
さらに中央軍は、救難信号を受信した後、USSアイゼンハワーとUSSグレイブリーのヘリコプターが艦の警備チームに加わり、攻撃者を撃退したと発表した。
米軍艦はフーシ派の攻撃を阻止するため紅海で活動している。写真:米海軍
フーシ派の報道官は、船員が警告に従わなかったため、同派が攻撃を実行したと述べた。報道官は、紅海でフーシ派の船が米軍の攻撃を受け、フーシ派の海軍戦闘員10人が「死亡または行方不明」になったと述べた。
この海戦は、ガザ地区におけるイスラエルとハマスとの戦争の影響により、この地域での戦闘が激化するリスクを浮き彫りにした。
イエメンのフーシ派はハマスへの支持を示すため11月以来紅海の船舶を標的にしており、大手海運会社はスエズ運河経由ではなく、アフリカの喜望峰を回るより長く費用のかかるルートを取らざるを得なくなっている。
紅海はスエズ運河を利用する船舶の入港地点であり、世界貿易の約12%を取り扱い、アジアとヨーロッパ間の物資輸送に不可欠となっている。
米国は12月19日、「繁栄の守護者作戦」を開始し、20カ国以上がイエメン近海の紅海の船舶保護に協力することに合意したと述べた。
しかし、攻撃は続いており、米国の同盟国は連合に参加することに消極的であるようで、ほぼ半数が自国の存在を公に宣言していない。
フーシ派による制圧失敗は、マースク・ハンジョウ号への2度目の攻撃となった。シンガポールから1万4000個のコンテナを積載して航行中だった同船は、土曜日にイエメンのアル・ホデイダの南西約55海里の海域でミサイル攻撃を受けた。
同社は、マールスク杭州号の乗組員は安全であり、船はスエズ運河に向けて北進を続けており、船内に火災や爆発の兆候はなかったと付け加えた。
しかし、 世界最大級の貨物船会社マールスクは日曜、マールスク杭州号がミサイル攻撃を受けたことを受けて、同海域を通るすべての航行を48時間延期すると発表した。
英国のデービッド・キャメロン外相は日曜、イランのホセイン・アミラブドッラーヒアン外相との電話会談で、イランは紅海でのフーシ派の攻撃を阻止するのを支援すべきだと伝えたと述べ、同外相はフーシ派の攻撃は「罪のない人々の命と世界経済を脅かしている」と述べた。
マイ・アン(ロイター通信による)
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