(ダン・トリ) - ワシントン・ポスト紙によると、ロシアはウクライナとの交渉を行う前にクルスク全土の奪還を望んでいるようだ。
ロシア軍(写真:スプートニク)。
ワシントン・ポスト紙の報道によると、ロシアのクルスク県の支配権をめぐる戦いはここ数日激化しており、モスクワは同県全体の支配権回復を目指しており、クレムリンは、ウクライナ紛争の終結をめぐりドナルド・トランプ次期米政権との協議を期待している可能性がある。
ワシントン・ポスト紙によれば、クルスクにおけるロシアの新たな反撃は混乱を伴い、ウクライナ戦争の早期終結を約束したトランプ氏が米大統領選に勝利した後に開始されたという。
「このタイミングは、クルスクが将来の交渉でどのような役割を果たせるかについて、クレムリンがますます認識を深めていることを示しているようだ。もし交渉が行われれば、ロシアはウクライナ領土だけが交渉のテーブルに上がるようにしたいと考えている」と米国の新聞は付け加えた。
ネザヴィシマヤ・ガゼータ編集長コンスタンチン・レムチュコフ氏によれば、「モスクワは、最後のウクライナ兵士がクルスクから追い出されるまでいかなる交渉も開始しないだろう」とのことだ。
ロシアはクルスクを交渉材料として利用するつもりはなく、また自国が支配するウクライナ領土を放棄するつもりもないとされている。レムチュコフ氏は、プーチン大統領が最近、合意は「現地の状況」を反映する必要があると発言したことは、クルスク奪還という目標と関連していると指摘した。
ウクライナは8月6日、ロシア国境のクルスク州への攻撃作戦を開始した。クルスク作戦は、ロシアが安全保障緩衝地帯を確立するためにクルスク方面からウクライナのスムイ地域への攻撃を開始する準備をしているとの情報をウクライナ情報機関が受け取った後に実行された。
キエフがクルスク攻撃を決定したのは、モスクワの攻撃を阻止するとともに、ロシアに資源の転用を迫り、東部戦線におけるロシア国防軍への圧力を軽減させるためでもあった。さらに、クルスク作戦は、この地域の支配を通じて、キエフが将来ロシアとの交渉において立場を向上させるのに役立つと期待されていた。
しかし、ウクライナ軍の進撃は行き詰まり、現在では当初獲得した領土の半分しか支配できていない。ロシア国防省は、これまでにウクライナ軍はクルスクで3万2000人以上の兵士と大量の武器・装備を失ったと発表した。
ロシアは損失を最小限に抑え、ウクライナ軍を国境のクルスク州から速やかに押し戻すため、同地に最精鋭の戦闘部隊を動員した。
ウクライナ軍によると、ロシアは11月7日以降、クルスクのウクライナ軍拠点への激しい攻撃を開始した。ロシアは、来年1月のドナルド・トランプ次期米大統領就任前に、クルスクのウクライナ軍を撃退するための大規模な反撃作戦を開始するため、北朝鮮兵を含む5万人以上の兵士を動員したとされている。
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出典: https://dantri.com.vn/the-gioi/nga-muon-gianh-lai-kursk-truoc-khi-dam-phan-voi-ukraine-20241117141844477.htm
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