8月31日、福島県相馬市の浜の駅市場とフードコートでは、地元で獲れた魚介類が販売されている。(出典:ロイター) |
ロシアの食品安全監督機関、ロシア食品安全監督庁は9月26日、日本が福島第一原子力発電所の処理済み放射能汚染水を海に放出したことを受け、中国と共同で日本からの水産物輸入禁止を検討しており、この問題について日本政府と協議を求めていると発表した。
ロシア連邦保安局は、10月16日までに日本に対し、輸出魚介類の放射線検査について交渉し情報を提供するよう要請したことを確認した。
同庁は声明で、「製品の放射能汚染によるリスクの可能性に関連して、ロシア食品保健局は日本からの魚介類の供給に対する中国の規制に加わる可能性を検討している」と述べた。
ロシア連邦水産・食品・技術監督庁(ロシア食品・技術監督庁)は、中国のパートナーと日本産食品の輸出について協議したと発表した。ロシアは中国にとって最大の水産物供給国の一つであり、市場シェアの拡大を目指している。
ロシアの機関によると、最終決定は日本との交渉を経て行われる予定だ。2023年初頭以降、ロシアは日本から118トンの水産物を輸入している。
一方、日本側は、水から分離することが難しい放射性核種であるトリチウムを除くほとんどの放射性元素を除去する処理を施した上で、排水は安全であると主張している。その後、排水は国際的に許容されるレベルまで希釈されてから排出される。
東京はモスクワと北京からの批判には科学的根拠がないと主張
日本は先月、同工場の廃水を海に放出し始め、中国から強い批判を浴びた。報復として、中国政府は日出ずる国からのあらゆる水産物の輸入を全面的に禁止した。
[広告2]
ソース
コメント (0)