夏が始まると、北中部沿岸部の村々では漁師たちが新漁期を迎え、忙しくなります。この時期は魚が岸近くに集まるため、漁師たちは頻繁に海に出ますが、岸に戻ってくるたびに魚を捌いたり、捌いたりして手が疲れてしまいます。
サムソン市クアンスオン郡ホアンホア(タンホア省)、クインルー郡およびディエンチャウ郡( ゲアン省)の沿岸村々の漁師たちは、いかだを使って沿岸で漁をする伝統を持っています。漁師たちは竹、発泡スチロール、ロープなどを使って丈夫ないかだを作り、海へ漁に出かけます。
午前1時から2時頃、漁師たちは出航を始め、午前7時から8時頃に戻ってきます。健康な漁師は、1回目の出航後に2回目の出航も可能です。岸からは、漁師たちはいかだを4~5海里ほど航行させ、網を下ろします。
最近、沿岸の村々は活気に満ち溢れています。いかだが岸に着くたびに、漁師一家が総出で魚を下ろし、拾い上げ、洗い、といった作業をします。浜辺はいかだのエンジン音、いかだを引っ張るエンジン音、そして売り手と買い手の笑い声や「競り合い」の音で賑わっています。
いかだに乗った漁師たちは、アンチョビ、クラゲ、エビ、カニ、クルマエビ、ザリガニ、そして何よりニシンなど、あらゆる種類の魚を漁獲します。現在、いかだに岸に着くとすぐに売れるニシンの価格は、少なくとも12,000~15,000ドン/kg、時には18,000~20,000ドン/kgです。通常、1回の出漁で3~4クインタル(約1.7~1.8トン)の魚が漁獲されますが、時には7~8クインタル(約1.7~1.8トン)という大漁に恵まれることもあります。好漁期と好価格のおかげで、漁師たちは非常に興奮しています。
漁師のレ・ヴァン・ムオイさん(クアンダイ村、サムソン市、 タンホア省)はこう語った。「太陽が暖かくなり始めると、ニシンがたくさん獲れます。ニシンは春から夏に移り変わり、丸い身は焼くと香りがよく、脂がのってとても美味しいです。この季節の魚は魚醤を作るのに最も適していて美味しいです。ニシン醤の味は紛れもないものです。」
デュイ・クオン
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