2025年6月に撮影された静岡県下田市中心部の写真。南海海溝で大地震が発生した場合、この地域は高さ31メートルの津波に見舞われる可能性がある。 - 写真:毎日新聞
政府の地震調査委員会は9月26日、今後30年以内に南海海溝で巨大地震が発生する確率をこれまでの80%から60~90%以上に修正したと発表した。
日本地震調査委員会は、今回の調整はデータ誤差や予測の不確実性を考慮した新たな計算方法を反映したものだと説明した。この調整は地震リスクの増大を意味するものではない。
同委員会の委員長で東京大学名誉教授の平田直氏は共同通信に対し、「地震はいつ起こってもおかしくない状況だ。引き続き防災体制の強化に努めてほしい」と述べた。
2013年、委員会は過去の地震発生間隔と、1700年代以降に発生した3つの大規模地震と関連付けられている高知県室津港(四国)の地殻隆起記録データに基づき、巨大地震の発生確率を60~70%と推定した。この数値はその後徐々に引き上げられ、2025年1月までに約80%に達すると予測されている。
今回の改訂では、室津地殻隆起現象のデータが誤りであったことを示す新たな研究成果も盛り込まれた。
委員会は、限られたデータに基づいて確率を推定する新しい計算方法を使用し、今後30年以内に巨大地震が発生する可能性は60~90%以上の確率であると算出した。
地殻隆起データを用いない別の計算方法では、20~50%という結果が出ました。しかし、委員会は災害への備えを促すため、より高い確率を強調することに決定しました。
南海溝は、ユーラシアプレートとフィリピン海プレートが出会う日本の太平洋沿岸に沿って走る深い海底峡谷です。
この海溝沿いでは、100年から150年ごとに巨大地震が発生していると考えられています。この海溝に関連していることが確認されている最近の地震は、東南海地震(1944年)と南海地震(1946年)で、発生から約80年が経過しています。
出典: https://tuoitre.vn/nhat-ban-canh-bao-xac-suat-xay-ra-sieu-dong-dat-nankai-co-the-vuot-90-20250926193117489.htm
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