2024年大統領選挙の共和党候補の最有力候補であるトランプ氏は、火曜日の現地時間午後3時にマイアミ連邦裁判所に出廷する予定だ。
ドナルド・トランプ前米大統領。写真:ロイター
彼は以前、国家安全保障文書の違法保有と司法妨害の罪で起訴されていた。トランプ氏は無実を主張し、選挙活動を継続することを誓った。
ロイター/イプソスが月曜日に発表した世論調査によると、共和党支持者の81%がトランプ氏に対する告発は政治的動機によるものだと考えていることが分かった。また、世論調査ではトランプ氏が他の共和党候補者に対して引き続き大きなリードを維持していることも示された。
共和党支持者と自認する人の約43%がトランプ氏を好ましい候補者だと答え、これはフロリダ州知事ロン・デサンティス氏の22%のほぼ2倍だ。
トランプ氏は、ジョー・バイデン大統領が自身の選挙運動を妨害するために連邦訴訟を画策していると非難した。
マイアミ警察署長のマニー・モラレス氏は、市は約5万人の警備を計画しており、必要に応じてダウンタウンの道路を封鎖すると述べた。
先週公開された大陪審の起訴状によると、特別検察官のジャック・スミス氏は、トランプ大統領がホワイトハウスを去った際に、最も機密性の高い国家安全保障上の機密を含む文書数千点を持ち出し、フロリダ州の別荘マール・アー・ラーゴに無造作に保管していたと告発した。
スミス氏はまた、トランプ氏が2020年にバイデン氏に敗北した事実を覆そうとした取り組みについても調査している。
起訴状ではまた、当局が文書を回収しようとした際にトランプ氏が嘘をついたとも非難している。
トランプ氏は刑事訴追を受ける初の米国大統領だが、法律専門家は、たとえ有罪判決を受けたとしても、大統領選への出馬や就任を妨げるものではないと指摘している。
罪状には、国家防衛情報の不正所持を犯罪とするスパイ活動法違反や、最高で懲役20年の刑が科される司法妨害の共謀などが含まれる。
しかし、フロリダ州での最初の裁判は選挙後に行われると予想されている。トランプ氏はまた、2016年にポルノ女優ストーミー・ダニエルズに口止め料を支払った事件に関連して、来年3月にニューヨーク州の裁判所に出廷する予定である。
ホアン・ナム(ロイター通信による)
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