スリランカの新大統領アヌラ・クマラ・ディサナヤケ氏は、正式に就任後の最初の外遊先としてインドを選んだ。
外見だけ見ると、これはスリランカの新大統領アヌラ・クマラ・ディサナヤケが外交政策においてインドを優先していることを意味しており、ここ数十年の前任者たちとは明らかに一線を画している。
スリランカのアヌラ・クマラ・ディサナヤケ大統領(左)がインドのナレンドラ・モディ首相の隣に立っている。
スリランカにとっても、そして外の世界にとっても、インドを優先することは、もはや中国を優先しないことを意味する。ディサナヤケ氏の近年の前任者たちは皆、不本意であろうとなかろうと、中国に偏っていた。それはこのスリランカの新大統領にも当てはまる。インドへ出発する前に、ディサナヤケ氏は来年初めに中国を訪問する予定だった。まず偏り、それからバランスを取る。ディサナヤケ氏と前任者の違いは、彼らがまずインドに偏り、それから中国とのバランスを取ったのに対し、彼らの前任者たちはその逆を行った点だ。
ディサナヤケ氏が前者に目を向けたのは、スリランカが現在の深刻な経済・社会危機から脱却できるのは北京ではなくインドだけだと考えたからだ。中国はスリランカにとって依然として非常に重要だが、「遠くの水は近くの火を消すことはできない」のだ。
インドにとって、スリランカの新大統領の交代は、隣国スリランカをインドとの強固なパートナーシップへと誘い込む稀有な機会となった。ネパール、バングラデシュ、モルディブが現在、まず中国に傾き、その後インドとのバランスを取ろうとしているため、スリランカはインドにとって特に重要となっている。
国家間の関係においては、偏見を持つことは容易だが、バランスを取ることは難しい。最初に偏見を持ち、その後でバランスを取るというのは、さらに難しい。
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出典: https://thanhnien.vn/thien-lech-truoc-can-bang-sau-185241219002830569.htm
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