TikTokは、米国のユーザーデータは中国に保存されているが、中国政府には提供されていないことを認めている。
6月24日のテレグラフによると、バイトダンス(中国)が所有し、最も急成長しているソーシャルネットワーキングアプリの1つであるTikTokは、「一部のコンテンツ作成者のデータ」が中国に保存されていることを認めたという。
このニュースは、アプリが中国に所有されていることから米国で国家安全保障上の懸念が高まる中、TikTokに対する国民の厳しい監視が行われた後に発表された。
書簡の中で、TikTokはコンテンツクリエイターを、有料でコンテンツを制作するインフルエンサーなど「商業関係にある」ユーザーと定義していると述べた。
米下院議員2人に送られた書簡には、コンテンツ制作者の契約書や「関連文書」が米国外で保管されていると記されていた。
フォーブス誌は6月22日、コンテンツ制作者に関する納税申告書や社会保障番号などの情報が中国に保管されていると報じた。
同社の広報担当者は、「中国政府はTikTokにこのデータの提供を求めていません。TikTokは中国政府や与党にそのデータを提供していませんし、今後も提供するつもりはありません」と述べた。
米国のマーシャ・ブラックバーン上院議員とリチャード・ブルメンソール上院議員は、TikTokが米国民の個人情報を「中国政府の手の届く範囲」に保管していることに懸念を表明する声明を発表した。
米州がTikTokを全面禁止、住民はどう思う?
多くの西側諸国は、TikTokが国民のデバイスから収集したデータが、スパイ活動の価値あるターゲットを探している中国の工作員によって精査される可能性があることを懸念している。
英国は2月に政府関係者のデバイス上でのTikTokの使用を禁止した。
しかし、TikTokはこれらの問題に関して北京と協力していないことを繰り返し強調している。先月、TikTokは米国モンタナ州が住民によるアプリのインストールを禁止したことを受け、訴訟を起こした。
来年発効するとみられているこの禁止令について、TikTokは米国人の言論の自由の権利を侵害し、「根本的な誤解に基づいている」と主張している。
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