ジアラム空港の10万平方メートルを超える敷地に展示された2024年国際防衛博覧会には、240以上の企業・部隊が400以上のブースを出展し、あらゆる軍種・軍種から数千点の製品が展示されました。今回の展示品数は、2022年の第1回博覧会と比べて20倍以上に増加しました。多くの「メイド・イン・ベトナム」の最新兵器・装備が初めて公開され、陸軍と防衛産業の目覚ましい成長を物語っています。
ベトナム国際防衛博覧会2024におけるViettelのブース。(写真:Ngoc Anh) |
軍事産業通信グループ(Viettel)だけでも、レーダー、光電子機器、電子戦、 軍事情報、シミュレーション訓練、指揮統制、航空宇宙機器、サイバー戦、サイバーセキュリティなど、10の業界にわたる80種類以上のハイテク製品を展示しました。無人航空機(UAV)、偵察および対UAV妨害複合体、現代の戦闘モデルC5ISRに準拠した統合指揮自動化システムなどの高度なタイプも含まれています。
それに伴い、現在運用されている多くの種類の兵器が、防衛工場によってオーバーホール、アップグレード、耐用年数の延長、改良、そして近代化に成功しました。その一つがSu-27、Su-30MK2戦闘機などであり、1万点以上の部品で構成されています。ベトナムは、これらの航空機のオーバーホール技術を習得した数少ない国の一つです。具体的には、VPK-57対空砲システムの統合、自動化、近代化により、低高度攻撃車両や無人機との戦闘能力が向上しました。
この展示会は、防衛産業がソース技術、コア技術、先進技術を習得し、外国製品と同等かそれ以上の機能を持つ多くの製品を適正な価格で生産し、独立性、自律性、自立性、自力強化を確保し、ベトナムの状況と現代戦争に適応し、国の経済発展に貢献していることを証明しました。
展示された製品は、ベトナムの国防戦略における防衛と自衛の観点、すなわち祖国の陸、海、空、そしてサイバー空間を管理・統制する能力を明確に示しています。ベトナムの国力は、国民全体のあらゆる分野における総合力、すなわち内なる力と時代の力の融合です。
現代の戦争において、先進的な兵器は極めて重要かつ不可欠な役割を果たしているが、80年前のホー・チミン主席の「まず人民、銃は後」という思想通り、強い政治的意志、優れた戦闘技術、優れた技術、技術の習得、組織力、厳格な規律を備えた兵士が依然として決定的な要素となっている。
2024年ベトナム国際防衛博覧会には、国防大臣をはじめとする各国の高官、40以上の国際代表団、そして大手防衛企業が参加しました。ロシアや米国といった軍事大国も製品を展示しました。短期間のうちに、数十件の覚書や防衛産業協力協定が締結されました。これは、ベトナムの国、軍隊、そして防衛産業の潜在力、地位、そして威信が国際的に認められた証です。
全軍の機関や部隊の代表者に加え、数百万人がテレビで博覧会の開会式を視聴しました。さらに、様々な背景や年齢層の何千人もの人々が、遠方の地方からもハノイを訪れました。博覧会は1日延長されましたが、それだけでは満足できませんでした。軍隊と防衛産業への関心と誇りを示す、明るく熱心な人々の表情は、ベトナムの国防の力の鮮明な証でした。
主催者は、2024年国際防衛博覧会の開幕を祝し、洗練された芸術プログラムを披露しました。「ベトナム竹」の歌と踊り、バクニンの民謡、銅鑼、中部高原の舞踊、太鼓、チャム族の民族音楽… 全国各地の民謡が一堂に会し、鉄鋼と武器で満たされた空間に安らぎを与えました。民族文化は、軍事芸術とベトナムの国防の力の源泉です。
12月19日、2024年国際防衛博覧会でのアートパフォーマンス。(写真:グエン・ホン) |
ベトナムの人々は、「私たちの人生はバラ色に染まっているのに、敵は私たちに銃を持たせる…」という歌を常に心に留めています。平時においても、ベトナムはリスクを予防し、紛争や戦争が発生した場合にうまく対処できるよう、武器や装備の生産に資源の一部を投入しています。
2024年国際防衛博覧会が、「平和の都」ハノイで開催されることは、英雄たるベトナム人民軍の建軍80周年(1944年12月22日~2024年12月22日)と国防記念日35周年(1989年12月22日~2024年12月22日)という節目の時期に当たることは、極めて意義深いことです。輝かしい歴史と力強い現在が、今この瞬間に、明るい未来へと向かって交わりを見せるのです。
2024年国際防衛博覧会は、武器の展示だけではなく、国家、人民、軍隊の重要な意味とメッセージを含む重要なイベントであると誰もが断言しています。
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