昨日(3月17日)、アルジャジーラはイエメンのフーシ派軍事勢力が米海軍艦艇への攻撃を発表したと報じた。
トランプ大統領は3月15日にフーシ派に対する米軍の砲撃の映像を見つめている。
攻撃命令は、イスラエルがガザ地区を依然として封鎖しているため、フーシ派が紅海を航行するイスラエル関連の船舶への攻撃を継続すると発表したことを受けて、3月15日にトランプ大統領によって発令された。ワシントンは、フーシ派が紅海の船舶への攻撃を放棄するまで、フーシ派の攻撃は継続されると断言した。フーシ派は、米国の攻撃により53人が死亡したと非難している。一方、上記の軍事作戦の実施後、原油価格は上昇した。
同部隊は、トランプ大統領の指示の下、3月15日にイエメンのフーシ派施設に対して行われた米国による攻撃への「報復」と称した。具体的には、フーシ派報道官は、米空母ハリー・トルーマン打撃群(米国)を攻撃するために18発のミサイルとドローンが発射されたと発表した。一方、3月16日夜も、米軍はフーシ派への攻撃を継続した。
フーシ派に圧力をかけるだけでなく
昨夜(3月17日)のタン・ニエン記者への回答で、カール・O・シュスター氏(元米海軍太平洋軍統合情報センター所長、現在はハワイ大学太平洋校で国際関係論を教えている)は次のように評価した。「トランプ大統領がフーシ派への大規模攻撃を命じたのは、前任者のジョー・バイデン氏による限定的な攻撃では、紅海におけるフーシ派による船舶攻撃を長期的に阻止できなかったためだ。ホワイトハウスの新オーナーは、フーシ派に対し、紅海とアデン湾における船舶攻撃を続ければ苦境に陥るというメッセージを送っています。また、トランプ氏はイランに対し、フーシ派を支援すれば強硬な対応に直面するというメッセージも送ろうとしているのです。」
「トランプ大統領は、バイデン大統領が在任中にイランの緊張緩和を期待して解除した、イランに対する厳しい制裁措置を一部復活させた。しかし、バイデン氏の政策は、中東の一部の友好勢力を支援するための資源をイランに与えてしまった。イスラエルがヒズボラの勢力の大半をほぼ壊滅させたこと、そしてイランがシリアのアサド政権を支援できなかったことは、テヘランの資源が徐々に減少していることを示している」とシュスター元大佐は評価した。
中東情勢は不安定だが、ハマス、ヒズボラ、そしてイランは守勢に立たされているため、トランプ大統領は米国がもはや中途半端な対応に頼らないことを彼らに伝えている、と彼は述べた。もしこれらの勢力がトランプ政権下でワシントンを挑発するならば、強力な軍事行動と経済対策の強化に直面することになるだろう。
「今のところ、トランプ氏の行動はサウジアラビアとUAEの支持を得ている。彼はイランに対し、西側諸国との戦争を続けるか、軍事力と経済力、そして地域における評判に深刻なダメージを受けるかの選択を迫っている」と専門家のシュスター氏は述べた。
マルチターゲット矢印?
昨日(3月17日)、タン・ニエン氏の発言に対し、佐藤洋一郎教授(立命館大学アジア太平洋学部、国際関係論専門家)は次のようにコメントした。「フーシ派への攻撃は、紅海とスエズ運河の海上安全保障確保を口実に行われた。最近、イランはフーシ派にドローンや武器を供与したと非難されている。これは、この地域におけるワシントンとその同盟国の安全保障努力に挑戦するイランの戦略の一環だと考えられている。したがって、トランプ大統領の行動はサウジアラビアの利益に合致する。フーシ派はサウジアラビアが支援するイエメン政権を掌握しているからだ。最近、サウジアラビアはトランプ大統領と連携し、ウクライナ紛争の停戦交渉のための会議を開催した。したがって、フーシ派への攻撃は、米国がサウジアラビアに『仕返し』する手段とも捉えられる。」
3月15日のフーシ派に対する米国の攻撃の地図
グラフィック:合成
「中東情勢は依然として非常に不安定で、混沌としています。この地域は、特にワシントンが大西洋と太平洋の広範な戦略のバランスを取ろうとしている中で、米国の注目を集めています。拡大BRICS圏におけるイランとロシア、そして中国の両国との協力は、この圏の一部の国々が西側諸国の経済制裁に対処する上で役立っています。そのため、フーシ派への米国の攻撃は、両派間の代理戦争が続いていることの兆候とも捉えられます」と佐藤教授はさらに分析しました。
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出典: https://thanhnien.vn/van-bai-quan-su-moi-cua-tong-thong-trump-185250318000637653.htm
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