国防総省は、ロイド・オースティン国防長官が膀胱関連の症状で入院したと発表した。国防総省報道官のパット・ライダー少将によると、治安部隊員が2月11日午後2時20分頃にオースティン長官を病院に搬送したという。
ライダー氏は、オースティン氏が今のところ職務を続けており、要請があればキャスリーン・ヒックス国防副長官が引き継ぐことができると述べた。
ロイド・オースティン米国防長官。(写真:AP通信)
ホワイトハウスと議会、そして国防副長官や統合参謀本部議長を含む国防総省の複数の当局者にもオースティン氏の入院が伝えられている。
オースティン氏は2023年12月初旬に前立腺がんと診断され、12月下旬にウォルター・リード病院で治療を受けました。手術後の合併症を報告したため、2024年元旦に再び入院を余儀なくされました。
しかし当時、国防総省は、ジョー・バイデン大統領の政権と国民にオースティン氏の入院について通知していなかったことを認めた。
米国防長官がジョー・バイデン大統領をはじめとする政権高官に数日間も通知せずに入院したことは、政権の透明性に大きな疑問を投げかけている。共和党は国防総省によるオースティン氏の病状に関する情報の取り扱いを批判しており、長官は今月下旬に下院軍事委員会でこの問題について証言する予定である。
オースティン氏は2月1日、入院後初の記者会見で、治療のために入院した際の対応に不備があったことを認めた。
「我々は適切に対応しませんでした。大統領に癌の診断について報告すべきでした。また、チームやアメリカ国民にも伝えるべきでした。全責任は私にあります。同僚とアメリカ国民の皆様にお詫び申し上げます」と国防長官は述べた。
コン・アン(出典:CNN)
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