ビントゥアン省ラジー町を流れるディン川、特にタンスアン(ハムタン)からダードゥンダムまでの区間は、非常に美しい景観を誇ります。休日には、地元の人々がこの区間でピクニックを楽しむことがよくあります。
この川の特徴的な美しさは、岩、竹の土手、木陰、特に乾季に生える緑の部分です。
ルー・リは非常に柔軟な幹と長い緑の葉を持ち、多くの河川や小川に生育し、群落を形成し、地面や岩の割れ目にも生育します。多くのルー・リは根が太く、美しい樹形をしており、観賞用として購入者に選ばれています。2008年には、中国人がルー・リを買い求めるためにベトナムにやって来た時期がありました。美しいルー・リの根は、1本数百万ドンもの値段がつくこともあります。
ニシキは並外れた生命力を持っています。洪水期には、水位がどれだけ高くても岩にしがみついて耐え、洪水の後には再びまっすぐに立ち上がります。乾期には、どれだけ乾燥しても、ニシキは芽を出し、成長し続けます。ニシキの緑はディン川を彩り、川をより涼しく、詩的な雰囲気にしています。ディン川はラジーの魅力的な景観です。
私の人生の半分以上は、川辺で、思い出に満ちたルバーブの茂みで過ごしてきました。なぜルバーブの命は、故郷ベトナムの人々とこんなにも似ているのだろう、といつも考えています。人々は過酷な気候の中で、懸命に働き、苦労を重ねてきました。毎年、数え切れないほどの自然災害が彼らを取り囲んでいます。乾季は暑く、太陽は空を焦がし、大地を焼き尽くします。畑はひび割れ、木々は枯れていきます。雨季が訪れ、嵐が続き、洪水が続きます。人々はルバーブの命のように、土や岩にしがみつき、しっかりと身を包み、耐え忍ばなければなりません。嵐が過ぎ去り、洪水が引くと、人々は再び立ち上がり、苦しみを抱きしめ、故郷を、そして人生を「浄化」し続けます。
中部地方の北部では、壁を見ればその年の洪水が多かったか少なかったかがすぐに分かります。しかし、洪水の跡形もなく壁が崩れ、人々が屋根を上げて生活せざるを得ない年もあります。その場合、梁や柱、桁に残った苔やゴミが洪水の証拠となります。川や小川に行ったとき、川面にゴミが揺れているのを見れば、その年は川や小川が水没していたことがすぐに分かります。
そして年々、世代から世代へと、人々はざわめく木々のように、嵐や洪水を乗り越えて生き延び、緑を復活させようと奮闘しているのです。
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