欧州連合(EU)加盟27カ国の農業大臣らがブリュッセルで会合を開き、欧州各地で勃発している農民の抗議運動に対処するための解決策をまず模索した。
ルーマニア、ドイツ、ポーランドからオランダ、フランス、スペインに至るまで、抗議活動、都市中心部での人力車によるデモ行進、高速道路の封鎖などが行われており、現在も行われています。
こうした抗議行動には多くの理由があります。ルーマニア、ポーランド、ブルガリアでは、ウクライナとロシアからの穀物輸入停止を求める声が主に高まっており、これらの国々では価格下落を引き起こしています。その他の国では、窒素硝酸塩肥料に関する規制の施行が抗議行動の理由となっています。さらに、エネルギーコストの高騰も、家庭だけでなく農家の農場、機械、温室にも影響を与えています。
抗議活動は、オランダの農家が牛の飼育頭数を半減させるという政府の決定に抗議したことから始まり、ドイツの農家は農業向けディーゼル燃料補助金の削減に憤慨した。オランダとドイツの両政府は、農業における排出量削減目標の遵守を決定した。
西側諸国の報道機関によると、今回のEU農業大臣会合の主な内容は、欧州農業の将来に関する戦略的対話であり、域内の戦略的自立と食料安全保障の確保が目的とされている。欧州農業分野の指導者たちは、農家の要求に応えるための具体的な措置をまだ示していない。
ポーランドのC・シェキエルスキ農業大臣は、抗議活動による圧力でEUの姿勢が一部緩和したと述べたものの、観測筋によると、今後は国内問題、特に農家の利益とEUの2050年までのカーボンニュートラル目標を調和させる農業の発展方法を巡る緊迫した会合が増えるとみられる。現在の問題の解決策は一夜にして見つかるものではない。
パール
[広告2]
ソース
コメント (0)