コーチのカルロス・モヤは、教え子のラファエル・ナダルが、体調が完全に回復すれば、来月のカタール・オープンで本来の実力を取り戻すだろうと楽観視している。
「2022年のウィンブルドンで負傷するまで、ナダルは素晴らしいシーズンを送っていた」と、コーチのモヤ氏は1月30日のインタビューで語った。「もし負傷に悩まされていなければ、ナダルは出場したどの大会でも優勝候補の筆頭だっただろう。まずは安定したプレーをする必要があった」
ナダルは現在ATPトップ600圏外であり、 世界9位のランキングを維持して大会に出場するが、出場する大会ではシード権を失うことになる。写真: ATP
ナダルは今シーズン序盤に復帰し、ブリスベン国際で3試合をプレーした後、全豪オープンを筋肉断裂で棄権した。モヤによると、ナダルは怪我が深刻ではなかったにもかかわらず、メルボルンでのプレーの機会を逃したことを非常に後悔していたという。「3週間後、怪我は治りました。幸いにも悪化しませんでした」とモヤは明かした。
ナダルは2月19日に開催されるATP250 カタール・オープンに出場する。彼はハードコートでの実力試練を続けるため、クレーコートのリオ・オープンを欠場することを決めた。モヤコーチによると、ドーハでのプレーは短期間でコートを頻繁に変更する必要をなくすのに役立つという。彼はまた、3月にアメリカで開催されるマスターズ1000ハードコートトーナメント、インディアンウェルズにも出場する予定だ。
「私はナダルをよく知っていますし、彼の能力が衰えるのではないかと心配したことは一度もありません」とモヤコーチは付け加えた。「ナダルは頭が良く、頭の中に様々なゲームプランを持っているので、戦えると思っています。1年間も閉じ込められていた雄牛がリングの真ん中に放たれると、まるで獣のように走り出すでしょう。」
モヤコーチによると、ナダルのコーチングチームは彼に大きな期待を寄せているものの、「クレーコートの王者」のコンディションがもはや万全ではないという現実も認識しているという。近年、ナダルのトレーニング内容と試合スケジュールは、彼のコンディションに適応できるよう絶えず変更されてきた。
「もちろん、ナダルにとってクレーシーズンは最優先事項です」とモヤ氏は語った。「今のところ、彼の体にはクレーコートがベストなサーフェスです。私たちはグランドスラムとオリンピックを最優先に考えています。それ以外のことは考えられません」
ヴィ・アン
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