NASAのビル・ネルソン長官は新たな宇宙開発競争についてコメントし、中国の宇宙飛行士が先に到着すれば中国の南極が占領される可能性を示唆した。
米国と中国は月の南極で新たな競争を繰り広げている。(出典:ゲッティイメージズ) |
ネルソン氏は8月8日、フロリダ州(米国)のケネディ宇宙センターで講演し、近い将来、中国の月面での行動は、北京が東海のいくつかの国際島嶼の領有権を主張し、そこに軍用滑走路を建設するのと似たものになる可能性があると語った。
同氏によれば、現在、米国と中国の間では月の南極に閉じ込められているとみられる大量の水の氷に早くアクセスするための競争が繰り広げられているという。
同時に、ネルソン氏は次のように述べた。「私たちは国際社会の利益を守る必要があります。将来の宇宙船や乗組員に利用できる豊富な水源を発見した場合、その水が、それを所有していると主張する人だけでなく、すべての人に確実に利用できるようにしたいと考えています。」
さらにネルソン氏は、月の南極における着陸と資源利用の可能性のある場所は限られており、地形もこれまでの着陸に選ばれた地域とは大きく異なっていることを明らかにした。
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