フエ氏が先駆的に始めた「ゴミをお金に変える」というモデルは、資金を生み出すだけでなく、良い生活習慣にもなり、緑豊かで清潔で美しい街づくりに貢献しています。2017年末、退職後、フエ氏はハロン市紅海区第5区(現ハロン区紅海第5区)の女性協会の会長に就任しました。当時、協会は運営資金が不足していたため困難に直面しており、彼女が企画するたびに会員一人ひとりを動員する必要がありました。同時に、ハロン市は「緑豊かなハロンを目指し、プラスチックごみに反対」という運動を開始しました。この方針を理解したフエ氏は、女性たちを動員して家庭ゴミの分別を行い、リサイクル可能なゴミを集めて募金活動を行いました。これは、協会の困難を乗り越えるだけでなく、都市環境保護にも貢献する手段でもありました。
わずか15世帯の参加から始まったこの運動は、現在では150世帯以上に広がっています。会員たちは、缶、ペットボトル、段ボールなど、一見捨てられそうなものを集め、集め、販売することで資金を集めています。6年間で、協会は1億5,200万ドン以上を集めました。この資金源は少額ですが、困窮している会員の支援、病人への見舞い、各種イベントの企画、共同活動など、実利的な価値をもたらしています。さらに重要なのは、この運動が地域社会の倹約精神と環境保護意識を喚起したことです。
そこから、会員の日々の活動に密接に結びついた多くの新しい取り組みが継続的に実施されています。「女性たちはまず、市場にビニール袋の代わりにかごを持って行き、徐々に家庭でゴミを分別する習慣を身につけていきます。そのおかげで、協会は資金面で積極的に活動すると同時に、文明的で環境に優しいライフスタイルの構築にも取り組んでいます。会員だけでなく、家族も積極的に参加し、缶やペットボトルを一つ一つ集めて運動に貢献しています。こうした広がりは、私にとってとても貴重なものです」とフエさんは語りました。
フエさんは活動にとどまらず、「リサイクルほうき編みグループ」の設立も提唱しました。建設現場でレンガを束ねるプラスチック製の紐は、本来は廃棄されるはずだったものですが、女性たちの熟練した手によって、丈夫で日常使いできるほうきが編み上げられています。2021年から現在までに、このグループは500本以上のほうきを販売し、資金を増やすとともに、プラスチック廃棄物の削減にも貢献し、地域の景観をより清潔で美しいものへと導いています。協会メンバーのグエン・ティ・フォンさんは、「活動に参加することで、フエさんのきめ細やかな指導と責任感が大きな影響を与えていることを実感しています。廃棄物の回収とリサイクル活動は、環境保護に貢献するだけでなく、協会の運営資金にもなります。これらの活動は小規模ではありますが、地域社会にとって実利的な意味を持っています」と述べています。
近年、「リサイクル廃棄物」の販売で集めた資金と支部基金から、160名以上の会員と困難な状況にある子どもたちに総額8,500万ドンの贈り物を贈呈、旧正月に合わせて80歳以上の会員25名に贈り物を贈呈、執行委員会の女性と会員が省内の地方を巡るツアーや学習体験(年1回)に参加できるよう5,000万ドン以上の予算を投じ、同時に年金のない女性団体リーダー2名に健康保険証2枚を贈呈するなど、多くの意義深い活動が行われました。
これらの実践的で意義深い活動により、第5区女性連合は長年にわたり、同区の模範運動において主導的なグループの一つであり続けています。2024年、レ・ティ・ミン・フエさんはベトナム女性連合中央委員会から「優秀女性」の称号を授与され、さらに「ホーおじさんに学び、ホーおじさんに倣う」運動における顕著な功績により、省人民委員会委員長から功労賞も授与されました。
フエさんの物語は、シンプルで身近な日常の活動が、良い変化を生み出すことができることを示しています。彼女は熱意と粘り強さで、近隣地域をより緑豊かで清潔なものにすることに貢献し、一人ひとりの環境保護意識を高めました。それは、目先の利益をもたらしただけでなく、緑豊かな環境に対する長期的な意識の芽を育むことにも繋がりました。
出典: https://baoquangninh.vn/nguoi-phu-nu-lan-toa-loi-song-xanh-3377066.html
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