貿易相手国は、今月下旬にインドネシアで開催される日・ASEAN 経済大臣会合において、行動計画の中でデジタルロードマップに合意すると予想されています。ロードマップには、デジタル化された貿易量の目標に加え、各国における通関手続きのデジタル化に関する目標も盛り込まれます。
日本とASEAN諸国間の貿易額は2021年に17%増加し、2,402億ドルに達しましたが、その多くは依然として紙と電子メールで行われています。輸出入取引には、原産地証明書や支払情報など、数十もの書類が必要となる場合があります。書類は企業ごとに異なるため、手続きが煩雑になっています。一方、民間セクターのサービスがデジタル化やデータ一元管理を通じて貿易の効率化に貢献するケースが増えています。ロードマップでは、日本とASEANでこうしたサービスを提供する企業間のデータ連携を促進することを目指します。日本は、こうしたサービスプロバイダーが存在しない国々を支援することができます。
日本とASEANのロードマップには、廃棄製品からの鉱物の採掘とリサイクルに関するパートナーシップも含まれています。これは、多くの国が廃棄電子製品からのリチウム、レアアース、その他の主要鉱物の安定供給を求めていることを受けてのものです。日本はこの分野に投資しており、ロードマップにおいてASEAN諸国と技術共有を図りたいと考えています。
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