フィリピン警察はマニラで売春とオンライン詐欺の組織を摘発し、人身売買の被害者を特定するため600人近くを逮捕した。
フィリピン大統領組織犯罪対策委員会(PAOCC)は10月28日、前夜マニラ首都圏の売春およびオンライン詐欺の疑いのある施設を捜索した結果、フィリピン人および外国人731人が拘束されていると発表した。その中にはベトナム人、韓国人、中国人が含まれていた。
クリスピン・レムラ法務大臣は、捜査官らが尋問や被害者および容疑者の身元確認のため598人を拘束していると述べた。
フィリピン当局はまた、マニラ駐在の中国大使館に対し、オンラインゲーム会社を装った違法施設を運営した疑いのある9人の身元確認に協力するよう要請した。
「これは人身売買で金を儲ける、非常に洗練された利益率の高いネットワークだ」とレムラ氏は説明した。
フィリピンの武装警察は6月、ラス・ピニャスで約2,700人の被害者を抱える人身売買組織を摘発した。写真: ABS-CBN
警察は施設内にマッサージルーム、カラオケルーム、ホテルを発見した。捜査官はこれらの部屋に売春の広告や関連資料が貼られていたことに気づいた。5階では少なくとも9つの現金保管庫を発見した。
捜査官は、押収されたコンピュータの調査許可を求めている。これらのコンピュータは、オンライン詐欺や仮想通貨の取引に使用されていた疑いがある。犯罪組織の常套手段は、人身売買の被害者を共犯者に仕立て上げ、騙したり脅迫したりして「獲物」を仮想通貨に投資させることである。
PAOCCは、少なくとも2人の中国人男性の体に拷問の跡が残っているのを発見したと発表した。彼らは、自分の意思に反して監禁され、1日約15時間労働を強制されたと主張している。1人は、フィリピンのオンラインギャンブル会社に拉致され、50万ペソ(8,700ドル以上)で売られたと証言している。
フィリピン警察は6月の捜査で、マニラの複数の詐欺施設で働いていた2,700人以上を発見した。その中には人身売買の被害者も多数含まれていた。
タイン・ダン氏( AFP通信、調査員による)
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