ロシアは7月初旬、西側諸国が自国の穀物と肥料の輸出を阻止していると非難し、トルコと国連が仲介したウクライナの食糧輸出のための回廊を創設する合意から離脱した。
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、2023年9月4日にロシアのソチでトルコのタイイップ・エルドアン大統領を出迎えた。写真:PPO
この合意により、昨年の夏以来ウクライナの穀物輸出は継続されていたが、ロシアが撤退して以降、モスクワが封鎖を敷き、同海域を航行するウクライナ船舶を軍事目標とみなしたため、供給は停止している。
トルコ大統領は、 世界の食糧安定にとってこの合意が重要であることを強調し、ロシアに対し封鎖解除を求めた。また、この合意は黒海地域の安全保障維持に不可欠であるとも強調した。
プーチン大統領は会談でエルドアン大統領に対し、「穀物協定の問題を提起するつもりだと承知しています。この問題について交渉する用意があります」と述べた。
「今日の会談で何が起こるのか、皆が注目しています。会談後の記者会見で発せられるメッセージは、世界全体、特にアフリカ諸国にとって重要な一歩となると信じています」とエルドアン大統領は答えた。
プーチン大統領は、支払い、物流、海上保険に関する西側諸国の制裁緩和など、ロシアが合意に復帰するための一定の条件を設定した。
エルドアン大統領は7月、プーチン大統領が黒海協定について「西側諸国から一定の期待」を抱いていると述べ、この問題に関して西側諸国が行動することが重要だと付け加えた。
最近、アントニオ・グテーレス国連事務総長は、ロシアの輸出品を世界市場に展開させるための「具体的な提案」をロシアのセルゲイ・ラブロフ外相に提出した。しかし、ラブロフ外相はロシアはこの提案に満足していないと述べた。
ホアン・アイン(AFP、ロイター、DWによる)
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