北大西洋条約機構(NATO)のイエンス・ストルテンベルグ事務総長は6月13日、次の選挙で極右政権が誕生する可能性があったとしても、フランスがこの軍事同盟の主要メンバーであり続けることに期待を表明した。
フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、 議会の解散と早期選挙の実施を発表し、欧州全体に衝撃を与えた。(出典:AFP) |
ストルテンベルグ氏はベルギーのブリュッセルで開かれたNATO国防相会議で、「選出された政党や議会の多数派の違いにかかわらず、NATO同盟国は同盟へのコミットメントを保ってきた。それは、NATO加盟国とすべての同盟国の共通の安全保障上の利益のためであるからだ」と明言した。
「したがって、フランスが今後も信頼できる重要な同盟国であり続けることを期待する」とNATO事務総長は強調した。
上記のメッセージは、6月9日、フランスのエマニュエル・マクロン大統領が、欧州議会選挙で自身の自由党が極右の国民連合(RN)に大敗したことを受けて議会の解散と早期選挙の実施を発表し、欧州全体に衝撃を与えたという文脈で発信されたものである。
マクロン氏は6月12日、対立候補のマリーヌ・ル・ペン氏が率いるRN党がロシアについて「曖昧」であり、「NATOを離脱する」つもりだと非難した。
ルペン氏率いる政党はこれまで、米国主導の軍事指揮系統からの離脱を主張してきたものの、同盟からの完全離脱は主張していない。最近では、ロシアによるウクライナ特別軍事作戦が続く中、フランスのNATOにおける立場は変わらないとRNの幹部らが示唆している。
1966年、当時のフランス大統領シャルル・ド・ゴールは、米国の指導力への不満からNATO軍司令部からフランスを撤退させた。NATO本部をパリからブリュッセルに移転するなど、この決定は2009年にニコラ・サルコジ前大統領によって覆された。
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出典: https://baoquocte.vn/sau-tuyen-bo-chan-dong-chau-au-cua-tong-thong-phap-luong-dao-nato-gui-thong-diep-274883.html
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