デイリー・メール紙によると、オーシャンゲート・エクスペディションズが運航する観光用潜水艇「タイタン」は、潜航開始から約1時間45分後の6月18日午前4時頃(現地時間)に連絡が途絶えた。6月20日時点で、タイタンには50時間分の酸素しか残っていなかった。
米当局者によれば、事故当時タイタン潜水艇に乗っていた5人の中には、英国の億万長者ハミッシュ・ハーディング氏、パキスタンの実業家シャーザダ・ダウド氏とその息子、有名なフランス人ダイバーのポール・ヘンリー・ナルジョレット氏、オーシャンゲート・エクスペディションズCEOストックトン・ラッシュ氏が含まれていた。
タイタン潜水艇はタイタニック号の残骸に最後の「ピン」音を発し、その後姿を消した。(写真:デイリー・メール)
潜水艦が海の深い所に閉じ込められ、捜索救助活動が困難になるのではないかとの懸念がある。
デイリー・メール紙によると、タイタンは最後の「ピン」信号を、カナダのニューファンドランド島から約595キロ離れた、目的地であるタイタニック号の沈没船の真上、水深3,800メートル以上で発信したという。この海域は米国の領海内にある。
オーシャンゲート・エクスペディションズの技術顧問デビッド・コンキャノン氏によると、米国とカナダの当局は、6,000メートル以上の深さまで到達できる遠隔操作の潜水装置をできるだけ早く配備することを検討しているという。
タイタニック号の沈没現場は、6月18日に潜水艇タイタンが行方不明になった場所でもある。(写真:AFP)
現在、米国とカナダ両国は、ケープコッド半島の東約1,450キロ、ニューファンドランド島の南東約595キロにあるタイタン潜水艦が墜落したとみられる海域での捜索活動を支援するため、C-130航空機とP-8航空機を派遣している。
捜索活動に協力する商用船舶は、水深約4,000メートルの信号を受信できるソナブイを利用できる。
米沿岸警備隊のジョン・W・モーガー少将は、タイタンはタイタニック号の残骸に閉じ込められている可能性が高く、捜索救助が困難になっていると認めた。
トラ・カーン(出典: Daily Mail)
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