ホーチミン市保健局副局長のグエン・ハイ・ナム氏は次のように述べた。「市内の各部署からの報告によると、重症の手足口病治療薬の一部が現在、供給に支障をきたしている。現在、病院に備蓄されている薬は当面の使用には十分だが、今後流行状況が悪化すれば、供給に支障をきたすだろう。各部署からの困難を認識し、状況を的確に予測した上で、市保健局は医薬品管理局( 保健省)に供給源確保への支援を要請する文書を送付した。」

ホーチミン市保健局によると、6月5日、医薬品管理局は免疫グロブリンおよびフェノバルビタール系医薬品の供給について市への指導を行う公式文書を発出した。このうち、ズエリッグ・ファーマ・ベトナム社が輸入した免疫グロブリン含有医薬品(ヒト正常免疫グロブリン(100mg/ml))については、250ml入りが2,344箱、50ml入りが215箱残っている。同社は2023年8月中旬までに、250ml入り2,000箱をベトナムに供給し続ける予定である。

また、デュイ・アン製薬貿易有限公司が輸入する5%ヒト免疫グロブリン医薬品は、2023年7月末までにベトナムに5,000~6,000バイアル供給される予定です。現在、ホーチミン市内の病院に在庫されている免疫グロブリン医薬品はわずか1,371バイアルです。

ホーチミン市保健局副局長のグエン・ハイ・ナム氏が記者会見で明らかにした。

フェノバルビタールに関しては、ベトナム医薬品局は、この特別な治療ニーズを満たすため、ベトナムで流通登録されていない医薬品「バルビタール」の輸入を中央製薬株式会社(CPC1)に許可しました。同社の報告によると、2023年7月初旬に21,000本のフェノバルビタール(200mg/ml)がベトナムに到着する予定です。

グエン・ハイ・ナム氏はさらに、「手足口病の治療に必要な医薬品の十分な供給を確保するため、市保健局は各部署に対し、診療に必要な医薬品の供給状況に即した備蓄、購入、受領計画の策定と実施を要請しました。同時に、診療​​施設は輸入施設と積極的に連絡を取り、規則に従って医薬品の計画、発注、購入、備蓄を進めています」と付け加えた。

ニュースと写真:HONG GIANG