ラオカイ省代表団の出迎えと協力を行ったのは、日本貿易振興機構(ETERNAL TRADING EDITION)の副理事長である中澤克典氏です。

作業セッションでは、ラオカイ省人民委員会のチン・スアン・チュオン委員長が、ラオカイ省の概要、国境経済発展の利点、産業発展の可能性、農林業発展の可能性、観光発展の可能性など、 社会経済発展の可能性と比較優位性について説明した。
ラオカイ省人民委員会委員長は、2023年の省の社会経済状況、貿易活動、ラオカイ省と日本のパートナーとの協力状況、今後のラオカイの社会経済発展の主要な方向性についても報告した。

ラオカイ省人民委員会委員長は、潜在力は大きいものの、双方の強みに見合った活用がされていないと述べた。現在、ラオカイではJICAと一部の日本のNGOが小規模に投資しているのみである。そのため、ラオカイ省は、JETROのネットワークを通じて、日本の投資家がラオカイを知り、投資してくれることを期待している。
ラオカイ省人民委員会委員長は投資家に対し、ラオカイ産のシナモン、バナナ、お茶を使った日本への輸出製品の生産・加工に関する研究と投資を要請した。
ラオカイの鉱物資源の潜在力は非常に大きく、日本企業にとっては鉱物資源(銅、鉄、花崗岩)の開発と加工への投資に協力するチャンスとなります。
観光面では、ラオカイには多くのユニークな観光商品があり、特に四季折々の観光が盛んです。そのため、ラオカイはラオカイ観光を日本人観光客と結びつけるとともに、リゾート観光やラオカイ産の医薬品を用いたヘルスケアと組み合わせたリゾート観光など、ラオカイの観光商品に関する研究や投資を多くの日本企業に促したいと考えています。
貿易に関しては、ラオカイ県は、現在ラオカイの一人当たり所得が順調に伸びており、支出が年平均20%増加しており、ラオカイを訪れる観光客のショッピングニーズも高まっていることから、日本の投資家がラオカイのショッピングセンター、スーパーマーケット、スーパーマーケットチェーンに投資することを期待しています。
ラオカイは条件を十分に満たしており、また多くの重要な国際会議も開催されているため、ジェトロ東京、ジェトロホーチミン市、ジェトロハノイがイベント開催地としてラオカイを選んでくれることを期待しています。
ラオカイ省人民委員会のチン・スアン・チュオン委員長は、ジェトロ幹部に対し、ラオカイ省サパ市を近々訪問するよう丁重に招待した。

会合で講演した日本貿易振興機構(JETRO)の中澤克典理事長は、「まず頭に浮かんだ疑問は『ラオカイってどこ?』でした。ラオカイ省人民委員会委員長から紹介を受けた時の第一印象は、ラオカイはとても魅力的で、とても美しく、多くの可能性と利点を秘めているということでした」と述べました。
ジェトロ理事長は、「現在、ベトナムでは様々な分野で多くの日本企業が事業を展開しています。そのため、ジェトロはベトナムにおいて調査を実施し、特に貿易分野において、日本の投資家が投資機会を調査・模索するための情報を提供するという任務を負っています」と述べました。

「ラオカイから情報を得るのは今回が初めてで、大変感銘を受けました。そのため、この情報を日本の投資家にどのように伝えていくべきか、私自身も考え、感じています」とジェトロ理事は強調した。
ジェトロは日本国内47省市に事務所を構え、ベトナムを含む国内外においてジェトロのシステムを活用した支援を提供しています。ベトナム駐在員事務所では、ラオカイや投資協力の可能性のある地域に関する情報提供や投資家への紹介など、積極的な支援を行っています。
ジェトロも作業部会でラオカイ省の提案に同意し、近日中に日本の企業や投資家に通知する予定だ。
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