過去5回のユーロ決勝の結果 - グラフィック:AN BINH
2004年のユーロ2024では、ギリシャ代表がポルトガルを破り優勝し、大きな話題を呼びました。ユーロ2008とユーロ2012では、スペインが欧州選手権2連覇という記録を樹立しました。2016年には、エデル監督が予想外の活躍を見せ、ポルトガルを王座に導いた英雄となりました。ユーロ2020では、決勝戦で2つの記録が樹立されました。過去5回のユーロで決勝に進出したチームの中で、ギリシャは最もサプライズを巻き起こしたチームでした。2004年、オットー・レーハーゲル監督率いるギリシャ代表は、前回優勝のフランス、チェコ共和国、そして最後に開催国ポルトガルを破り、優勝を果たしました。
アンゲロス・ハリステアス(左)がゴールを決め、ギリシャはユーロ2004の優勝を飾った - 写真:ゲッティ
2008年と2012年のユーロでは、スペイン代表がティキタカのプレースタイルで2連覇を果たしました。ユーロ2008では、ビセンテ・デル・ボスケ監督が率いていました。決勝では、フェルナンド・トーレスの33分ゴールにより、強豪ドイツを1-0の僅差で破り、優勝を果たしました。
フェルナンド・トーレス(赤シャツ)がユーロ2008決勝で輝く - 写真:ゲッティ
2012年、デル・ボスケ監督はスペイン代表にストライカーレスの4-6-0フォーメーションを導入しました。真のストライカーを擁していなかったにもかかわらず、ラ・ロハは大会で最高の攻撃力を発揮し、12得点を挙げました。そのうち4得点は決勝で記録されました。対戦相手は、決勝トーナメントでイングランドとドイツを破った強豪イタリアでした。しかし、「アズーリ」は格上のスペインを相手にサプライズを起こすことはできませんでした。
イタリアはユーロ2012決勝でスペインに劣勢に立たされた - 写真:ゲッティ
過去2回のユーロ決勝では、ホームで戦ったチームがいずれも敗退しました。2016年のフランスと2021年(ユーロ2020)のイングランドです。ユーロ2016では、開催国フランスは決勝でポルトガルに0-1で敗れ、クリスティアーノ・ロナウドとチームメイトの優勝を惜しくも見送ることとなりました。
ヒーロー・エデル(背番号9)がゴールを決め、ユーロ2016でポルトガルがフランスに勝利した - 写真:ゲッティ
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