特別法廷は、パキスタンのワシントンD.C.駐在大使がイスラマバード政府に送った秘密電報の内容を公表したとして、イムラン・カーン元首相(72歳)に有罪判決を下したと、ロイター通信は本日1月30日、カーン氏が率いるパキスタン・テフリク・エ・インサフ(PTI)の声明を引用して報じた。シャー・メフムード・クレーシ元外相も同様の事件で懲役10年の判決を受けた。
カーン氏は以前、ロシアがウクライナへの軍事作戦を開始する直前にモスクワを訪問した後、この事件に関連する電報は、パキスタン軍と米国政府が2022年に同氏の政権を転覆させようと企んでいた証拠だと述べていた。米国とパキスタン軍はこれらの主張を否定している。
パキスタンの元首相イムラン・カーン氏は2023年5月18日、パキスタンのラホールにある自宅で報道陣に対し演説した。
ロイター通信によると、カーン元首相にとって今回の禁錮刑はここ数カ月で2度目となり、来週の総選挙を前に同首相は引き続き獄中で世間の目に触れないことになる。
PTIは判決に異議を唱えると述べた。「この違法な決定は受け入れられない」と、カーン氏の弁護士ナイーム・パンジュタ氏はソーシャルメディアプラットフォームXに投稿した。
カーン元首相の側近であるズルフィカール・ブハリ氏はロイター通信に対し、裁判が刑務所内で行われている間、弁護団はカーン氏を弁護したり、証人尋問を行ったりする機会がなかったと述べた。ブハリ氏は、今回の有罪判決はカーン氏への支持を弱めるための試みだと述べた。
ロイター通信によると、カーン氏は以前、汚職事件で懲役3年の判決を受けており、来週の総選挙への出馬は認められていない。
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