ロステレコムは、ロシアの専門船が11月5日からバルト海で光ファイバーケーブルの修理を開始したと発表した。(出典:ロステレコム) |
ロシア国営通信会社ロステレコムは、バルト海にある同社の通信ケーブルが10月7日午後8時30分に損傷したことを確認した。同社はこれを事故と表現し、原因については言及しなかった。
ロステレコムによれば、切断された光ファイバーケーブルの位置は、破損したバルチックコネクターガスパイプラインの位置からわずか28キロほどしか離れていないという。
この事故を引き起こした可能性について尋ねられたロステレコムの広報担当者は、光ファイバーケーブルが損傷した当時、中国船籍の船舶「ニューニューポーラーベア」の座標が通信ケーブルのルートと一致する位置にいたと述べた。
中国は、国際法に従い、この事件に関する必要な情報を提供する用意があると表明した。ニューニュー・ポーラー・ベアの所有者兼運航会社であるニューニュー・シッピングは、この事件についてまだコメントしていない。
ロステレコムは、ロシアの専門船が11月5日にバルト海で光ファイバーケーブルの修理を開始したと発表した。修理は天候にもよるが10日間かかる見込みだ。
このケーブルは全長約1,000キロと推定され、サンクトペテルブルク市とロシアの飛び地カリーニングラード(リトアニアとポーランドの間に位置する)の間を走り、フィンランドとスウェーデン両国の排他的経済水域を部分的に通過する。
ロステレコムによれば、データは地上ルートとバックアップ衛星チャンネルを通じて送信されていたため、ユーザーはケーブル切断の影響を受けなかったという。
フィンランドのYLEニュースによると、ロステレコムは10月12日にフィンランド当局に対し、断線したケーブルを修理する必要があると伝えた。
フィンランド湾沿岸警備隊はその後、ソーシャルメディアXで、スパサテル・カレフの船舶によるロシアのケーブルの修理作業を監視していることを確認した。
こうして、10月7日の9時間足らずの間に、バルト海の通信ケーブル3本とガスパイプライン1本が被害を受けた。
MarineTraffic のデータによれば、NewNew Polar Bear は 10 月 7 日午後 3 時 13 分にスウェーデン・エストニア間の通信ケーブルを通過し、続いて午後 8 時 20 分頃にロシア間のケーブルを通過し、午後 10 時 20 分にバルチックコネクターを通過し、午後 11 時 49 分にフィンランド・エストニア間の通信ケーブルを通過した。
捜査中、フィンランド当局は、ニューニューポーラーベア号がこの海域を航行中に海底で錨を引きずり、バルチックコネクターのガスパイプラインと通信ケーブルに重大な損害を与えたのではないかとも疑っている。
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