フィリピン外務省は4月21日、中国との東シナ海問題でマニラに対するG7の支持を歓迎すると発表した。
最近、南シナ海、特にセカンド・トーマス礁周辺において、フィリピンと中国の間の緊張が高まっている。(出典:AFP) |
フィリピン外務省(DFA)は声明で、「中国の根拠のない誇大な主張を拒否し、北京に対し違法行為、特に南シナ海での沿岸警備隊や海上民兵を使った危険な作戦やフィリピン船舶への放水を停止するよう求めたG7の支持に感謝する」と述べた。
外務省は、G7による2016年仲裁判断の支持は「画期的な出来事」であり、海洋をめぐる紛争の平和的管理と解決に向けた有益な基盤となると強調した。「国際法、特に南シナ海沿岸国の認められた海洋権益と国際社会が享受する航行の自由の尊重は、世界の繁栄、平和、そして安定を確保するために不可欠である」と外務省は述べた。
さらに、外務省は南シナ海の平和確保に向けた共同の努力を求めた。「我々は、南シナ海の平和、安定、繁栄を望み、我々が認める海洋権益におけるフィリピンの合法的な活動への干渉、妨害、嫌がらせの終結を望んでいる」と外務省は付け加えた。
「フィリピンは、安定し安全なインド太平洋地域というG7のビジョンを共有しており、国際的な安全と安定を損なういかなる行動にも断固反対する」と外務省は結論付けた。
3日間にわたるG7サミットは、議長国を務めるイタリア南部カプリ島で4月17日に開幕した。サミット終了後、G7は東海における中国の「軍事化、威圧、脅迫」の継続を非難する声明を発表した。
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