12月26日、ベトナムICTプレスクラブは、ベトナムICTプレスクラブの創立20周年を記念して、「ベトナムのデジタルインフラ構築のための5Gの商用化」セミナーを開催しました。
ベトナムジャーナリスト協会傘下のこのクラブには、ICT分野を専門とするジャーナリストを含む、中央および地方の報道機関20社が参加しています。このクラブは、記者がジャーナリズムと情報技術分野で交流し、知識を交換する場であり、情報技術に関する知識の普及を促進し、情報効率の向上を目指しています。ひいてはベトナムの情報技術産業の発展に貢献しています。現在までに、ベトナム情報技術ジャーナリストクラブには、ベトナムの40の報道機関から約50名の会員が参加しています。
2024年は、情報通信省が5Gを全国規模で商用化する年です。本セミナーは、政府の管理機関、企業、そして国民の間の架け橋となるでしょう。セミナー開催の目的は、5G商用化ロードマップ、そしてベトナムにおけるデジタルインフラ構築の推進について、管理機関、通信事業者、そして専門家の声を聞くことです。
ベトナムは2020年以来、5Gの試験運用と適用をいち早く開始した国の一つとされています。これは政府のビジョンのおかげで実現可能となるでしょう。今後数年間は4Gと5Gが主流の技術となるでしょう。その中で4Gの利用率は低下し、5Gの利用率は徐々に増加するでしょう。この地域の国々では、2Gと3Gを廃止し、4Gと5Gに周波数帯域を割り当てるという傾向が見られます。
ベトナムはこれまで55の省・市で5Gの試験運用を行ってきました。ベトナムは企業による5G接続端末の研究・製造を促進するとともに、ハイテクゾーン、大学、研究機関などで5Gの試験運用を行う予定です。
2030年までに、5Gはベトナムの通信事業者に15億米ドルの収益をもたらすと予測されています。2025年までに、5Gは労働生産性とビジネスパフォーマンスの向上に寄与し、ベトナムのGDP成長率7.3~7.4%に貢献すると見込まれています。さらに、5Gはベトナム人の社会発展とデジタルスキルの向上にも貢献し、科学技術、環境、生産関連の雇用を創出します。
無線電子協会のドアン・クアン・ホアン事務局長は、「5G技術は世界各国で商用化されており、モバイル情報技術の必然的な潮流となっている。ベトナムもこの潮流から外れてはいない」と述べた。ベトナムが5Gを商用化する時期は2024年が適切であり、最先端ではないものの、遅すぎることもない。5Gを商用化するために、国がまず行うべきことは、事業者がネットワークを構築し、サービスを提供するための正式な周波数帯域ライセンスを付与することだ。
「5G技術の研究と導入における目標の一つは、高密度で低遅延のIoT(モノのインターネット)サービスを提供することです。そのため、近代的な工場や大規模工業団地での効果的な活用が期待されています。しかし、今のところ、この目標は期待ほどには達成されていないようです。その理由は、5G IoTへの研究投資が、5G超高速ブロードバンドほど注目されていないためです。そのため、現在5Gが普及しているのは、依然としてユーザー密度の高い地域での超高速ブロードバンドアクセスです。おそらく現時点では、工業団地や混雑した工場は、この面で5Gを歓迎し、5G階層化ネットワークを適用して高速プライベートネットワークを構築し、近い将来の5G IoTを待つしかないでしょう」とドアン・クアン・ホアン氏は述べています。
[広告2]
ソース
コメント (0)