ロンドン金属取引所(LME)の3カ月物銅はオープン取引で1.0%下落し1トン当たり9,182ドルとなり、アルミニウムは1.5%下落して2,650ドルとなった。
トランプ大統領が就任演説で、金属の最大消費国である中国との貿易を標的にしたり、直ちに輸入関税を課すことを控えたため、銅とアルミニウムはそれぞれ12月11日と11月25日以来の高値をつけた。
しかし、この安堵感は長くは続かなかった。トランプ大統領はその後、2月1日にカナダとメキシコからの輸入品に25%の関税を課すことを検討していると述べたのだ。また、米国と欧州連合の貿易赤字を解消したいとも述べた。
INGの商品アナリスト、エワ・マンタイ氏は「トランプ氏がホワイトハウスに復帰したことで工業用金属の下振れリスクが高まっており、米国の潜在的な関税やドル高が需要の重しとなる可能性が高い」と述べた。
米ドルが強くなると、他の通貨の保有者にとっては金属の価格が上がる。
カナダは米国へのアルミニウムの主要供給国であり、もしカナダからの輸入に関税が課されれば、アルミニウムは最も大きな影響を受け、米国におけるアルミニウム価格の上昇につながるだろうとマンタイ氏は付け加えた。
米国の関税発動時期と範囲がインフレの継続につながり、連邦準備制度理事会(FRB)による利下げが遅れれば、この成長志向の金属は今年さらに下落する可能性がある。FRBは現在、1月29日に政策金利を据え置き、3月に再度利下げすると予想している。
LME亜鉛は公式取引で1.2%下落し、2,928ドルとなった。鉛は1.8%下落し、1,950ドルとなった。世界的な業界団体によると、亜鉛と鉛の両市場は1月から11月にかけて小幅な供給不足に陥っていた。錫は0.2%下落し、30,325ドル、ニッケルは0.3%下落し、16,050ドルとなった。
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出典: https://kinhtedothi.vn/gia-kim-loai-dong-ngay-23-1-kim-loai-co-ban-giam.html
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