子供の頃、雨季になると父は家族の食卓を豊かにするためにウナギを捕まえに出かけていました。家のすぐ近く、丘のふもとには小さな小川があり、泥だらけの田んぼに水を供給していました。
ここの稲作はとても厳しい時期ですが、この土地はウナギが豊かに育つ土地です。ある時、父は竹筒をいくつか立てただけで、朝になると盆に黄金色のウナギをいっぱいに撒いてくれました。
母は、ウナギはきちんと火を通さないと、とても嫌な魚臭さが出ると言っていました。だから父は、ウナギを釣るたびに、台所の灰を使ってぬめりを全部取り除きます。それからまた洗って、沸騰するまで茹で、取り出してざるに入れて水を切ります。
父の隣に座って、料理をする様子を見たり、指示を聞いたりするのはとても楽しかったです。父は娘に料理を習わせて、将来夫や子供たちに料理を作れるようにしてあげてほしいと言っていました。
父は微笑みながら私たちを見て、丁寧に指示をしてくれた。「うなぎは、ドロドロにならないように、身が潰れないように、ちょうど良い火加減になるまで茹でるんだ。でも、生焼けだと身が剥がれにくくなるからね」
お父さんは三本の指でしっかりとウナギの身を掴み、美味しそうにほぐしました。お父さんがウナギを捌いている間に、お母さんはちょうどスパイスをすりつぶし終えたところでした。唐辛子の辛味、エシャロットの香り、そして特にウコンの強い風味が口いっぱいに広がりました。お母さんはウコンがないとウナギは美味しくないと言いました。お母さんはウコンの葉を薄くスライスして皿に盛り付けてくれました。私たち子供たちはその強い風味が苦手で、普段は使わなかったのです。
一番の音は、お母さんがピーナッツ油を熱した時のジュージューという音でした。スパイスと鰻の身が混ざり合い、香ばしい香りが立ち上りました。皆、お腹がゴロゴロ鳴り、食べるのを待ちわびていました。
うなぎを炒め終えると、母はあらかじめ煮込んでおいたお粥にうなぎを入れてよくかき混ぜました。湯気が立ち上り、香ばしい香りが漂い、外はちょうど明るくなり始めた頃でした。こうして、姉妹たちと私は美味しく栄養たっぷりの朝食をいただきました。
人生の中で、誰もが両親と朝食をとる機会を何度も経験するでしょう。しかし私にとって、寒い冬の日に兄弟や両親と一緒に座って、シンプルなお粥を食べることこそが、今でも一番幸せなことです。
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出典: https://baoquangnam.vn/to-chao-luon-ngay-mua-3146394.html
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