世界知的所有権機関(WIPO)は3月13日、特許協力条約(PCT)に基づく2023年の国際特許出願統計を発表した。それによると、昨年の世界全体の国際特許出願件数は27万2600件で、2022年より1.8%減少したと、環球時報が3月13日に報じた。
世界で最も申請件数が多かったのは中国で、申請件数は69,610件で、2022年から0.6%減少した。
米国は55,678件の申請で2位となり、前年比5.3%減少した。
これに日本、韓国、ドイツが続いた。上位5カ国の中で、昨年の国際特許出願件数が増加したのは韓国のみで、前年比1.2%増の22,288件となった。
インドでは国際特許出願件数が44.6%増の3,791件と、最も大きな増加を記録した。
中国広東省深圳近郊にあるファーウェイの製造拠点の本社ビル。(写真:ゲッティイメージズ)
企業数で見ると、中国の華為技術(ファーウェイ)が6,494件の申請で世界最大の申請者となっている。韓国のサムスンが2位、米国のクアルコム、日本の三菱電機、中国の東方科技(BOE)がそれに続く。
国際特許出願件数上位10社のうち、中国のバッテリー技術・製造企業CATLが1,533件で84位から8位へと大きく躍進した。
公開されたPCT国際特許出願のうち、コンピュータ技術が10.2%と最も大きな割合を占めました。これに続き、デジタル通信、電気機械、 医療技術、医薬品の分野が続きました。これら5分野の出願件数は、2023年に公開されたPCT出願全体の約5分の2を占めました。
「 経済のグローバル化とデジタル化が進む中、世界各国の経済発展に伴い、知的財産権の活用は着実に増加し、世界的に拡大しています。アジア諸国は現在、WIPOを通じて提出されたPCT国際特許出願の55.7%を占めていますが、10年前はわずか40.5%でした」と、WIPO事務局長のダレン・タン氏は述べています。
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