(CLO)英国与党労働党は、ドナルド・トランプ米大統領政権下で政府効率化省(DOGE)が実施したものと同様のコスト削減策を強化している。
キア・スターマー首相は最近、国防費増額のため、対外援助予算を2027年までにGDPの0.5%から0.3%に削減すると発表した。パット・マクファデン内閣府大臣も、公務員の大量解雇につながる可能性のある計画を提案している。
英国のキア・スターマー首相がドナルド・トランプ米大統領と会談。写真:X
ドナルド・トランプ大統領は、NATO加盟国が軍事費目標を達成していないとして繰り返し批判している。スターマー首相は、チャールズ3世からトランプ大統領への前例のない2度目の英国公式訪問を個人的に招待されたことからもわかるように、英米同盟の強固な維持に熱心であるようだ。
スターマー首相と中道左派政権が右派改革党への支持の高まりを阻止しようとしている中で、英国の最近の経費削減案が米国のDOGEに似ているとの非難が出ている。
マクファデン長官は日曜日、米国連邦政府に相当する公共部門の改革を発表した。これには、上級職員の給与を業績に連動させることが含まれる。期待を下回る業績を挙げた公務員には、「相互合意」のプロセスを通じて退職を「奨励」する可能性がある。
FDA公務員組合の事務局長デイブ・ペンマン氏は、英国政府は米国のような公共部門改革の「罠」に陥るべきではないと警告した。一方、プロスペクト組合の事務局長マイク・クランシー氏は、政府が公務員を「政治的サンドバッグ」に仕立て上げていると非難した。
クランシー氏は社説で、英国がイーロン・マスク氏の歳出削減を真似れば「後悔することになる」と警告した。匿名の労働党議員も、この改革案は「反射的な反応」であり、数千人の米国連邦政府職員の解雇とUSAID(米国国際開発庁)などの機関の解体につながったDOGE(米国連邦準備制度理事会)の改革案に似ていると批判した。
一方、無所属議員のショカット・アダム氏は、スターマー氏が「イーロン・マスクの方向」で対外援助を削減する動きは英国政治の「トランプ化」だと警告した。
英国政府は約1万人の公務員を削減し、国際援助予算を防衛に再配分する計画だが、これはアフリカや中東などの援助受入国と英国の外交関係に影響を及ぼす可能性がある。
カオ・フォン(BBC、ニューズウィークによると)
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出典: https://www.congluan.vn/vuong-quoc-anh-cat-giam-chi-phi-va-tinh-gian-bo-may-nha-nuoc-post337948.html
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