国営アナドル通信によると、開票率96%超でエルドアン氏が49.44%、キリチダログル氏が44.86%でリードしており、5月28日の第2回投票で直接対決となる見通しとなった。
現職大統領タイイップ・エルドアン氏が支持者らを歓迎する。写真:ロイター
大統領選挙は、人口8500万人のNATO加盟国トルコの指導者が誰になるかを決定するだけでなく、ロシア、中東、西側諸国との重要な関係も決定することになる。
エルドアン大統領は最近、不安定な経済政策が生活費の高騰とインフレの急騰を引き起こし、 政治的な圧力に直面している。トルコ南東部で5万人の死者を出した壊滅的な地震への政府の対応の遅さも、有権者の失望につながっている。
一方、キリチダログル首相は民主主義を回復し、より自由な経済政策に戻り、西側諸国との脆弱な関係を再構築すると約束した。
トルコ大統領直接選挙の有力候補者たち。過半数を獲得する候補者がいないため、上位2名による決選投票が行われる。写真:ロイター
3人目のナショナリスト候補、シナン・オガンは5.3%の得票率を獲得した。エルドアン大統領とクルチダログル大統領の直接対決において、彼がどちらを支持するかが最終結果に大きな影響を与えるため、オガンはXファクターと目されている。
トルコでは昨日、新議会選挙も行われた。開票率93%で、エルドアン大統領率いる連立政権は600議席のうち324議席を獲得した。
共和人民党(CHP)を含む6つの野党で構成されるキリチダログル氏の国民同盟は、211議席を獲得すると予想されている。親クルド派の緑の左翼党が率いる労働自由同盟は65議席を獲得した。
フイ・ホアン(ロイター通信、アナドル通信)
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