デンマークの自治領フェロー諸島で5月以降500頭以上のイルカが殺されたと地元当局が6月15日に発表した。
6月14日、フェロー諸島レイナールのイルカ漁師たち。写真: AFP/シー・シェパード
フェロー諸島の伝統的な漁法「グリンダドラップ」では、漁師が漁船でゴンドウクジラやイルカを広い半円状に囲み、浅瀬の湾に追い込んで座礁させる。岸辺の漁師はナイフでクジラやイルカを殺した。
毎年夏になると、血みどろの狩猟の様子が世界中で注目を集め、動物愛護活動家らを激怒させていると、 AFP通信が6月15日に報じた。彼らはこの行為が野蛮だと非難している。
「昨日、2件のグリンダドラップ襲撃事件が発生しました。予備報告によると、1件目は266頭、もう1件は180頭が襲われたということです」とフェロー諸島政府報道官は述べた。今回の2件を含めると、今シーズンは合計5件のグリンダドラップ襲撃事件が発生し、多数のゴンドウクジラ(イルカの一種)が襲われた。
環境NGOシー・シェパードは、2014年の漁獲を妨害するために船舶を使用しました。シー・シェパードはまた、環境保護活動家による漁獲妨害を許したデンマーク海軍を批判しました。
しかし、フェロー諸島ではイルカ漁は依然として広く支持されています。支持者たちは、イルカは何世紀にもわたって地元の人々を支えてきたと指摘し、外国メディアやNGOは地元の文化や伝統を尊重していないと主張しています。
フェロー諸島では、毎年約800頭のゴンドウクジラが、その脂肪と肉のために殺されています。2022年、政府は、1,400頭を超える異例の大量殺戮が地元住民を含む反発を招いたことを受け、タイセイヨウカマイルカの年間殺処分頭数を500頭に制限しました。ゴンドウクジラもタイセイヨウカマイルカも、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは絶滅危惧種には指定されていません。
トゥー・タオ( AFP通信による)
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