クレムリンの報道官ドミトリー・ペスコフ氏は、両国間の新たな協議の見通しについての質問に答え、いかに「痛みを伴う」ものであっても、ウクライナ当局は新たな条件を受け入れなければならないと述べた。
ペスコフ氏によれば、もしロシアとウクライナが本当に交渉のテーブルに戻ったとしても、そのやりとりは紛争が起こった当初に行われた会談のようなものではないだろう。
ロシア兵。(イラスト写真)
「今や現実は全く異なるものとなるだろう。そして、この新たな現実を認めなければならない」と彼は強調した。
RTによると、ペスコフ氏は詳細には触れなかったものの、領土変更、具体的には2022年後半に実施される住民投票後にロシアがウクライナの4つの地域(ザポリージャ、ヘルソン、ドネツィク、ルガンスク)を併合すると発表したことについて言及している可能性があるという。
しかし、キエフはクリミアの支配権を取り戻したいという希望を含め、すべての領土を保持すると繰り返し宣言している。
2022年3月にモスクワとキエフの間で行われた協議は、イスタンブールで両国間の暫定合意の署名に至った。しかし、合意条件違反の疑惑により、合意は破綻した。
ウクライナ議会におけるウォロディミル・ゼレンスキー大統領の政党の党首であり、今回の会談の主要交渉者でもあるダヴィド・アラカミア氏の最近の暴露によれば、当時のイギリス首相ボリス・ジョンソン氏はウクライナ人に対し「戦い続ける」よう告げるだけで、ロシアとのいかなる契約にも署名しないよう強く求めたという。
モスクワは、交渉を通じて紛争を解決する用意があることを繰り返し明言し、この問題に関する外交努力の欠如についてキエフを非難しており、この姿勢はロシアのウラジーミル・プーチン大統領が先週、米国人ジャーナリストのタッカー・カールソン氏との会話の中で繰り返し表明した。
「ウクライナ大統領はロシアとの交渉を違法とした。彼はロシアとの交渉を一切禁じる法令に署名した。もし彼が私たちや全ての人々の交渉を禁じるなら、一体どうやって交渉すればいいというのか?彼がこの合意について何らかのアイデアを提示していることは承知している。しかし、何かに合意するためには、対話が必要だ」とプーチン大統領は述べた。
フォン・アン(出典:RT)
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